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腸と免疫の第一人者が語る最新科学 「なぜ、+1個のヨーグルトで、体質まで変わりうるの?」 「太りにくい人だけが腸内に多く持つ“痩せ菌”、その正体は?」 「栄養は吸収して、病原菌は排除するーーどうやって見分けているの?」 「人間の体は“食べたもの”だけでできてない、とは、どういうこと?」 「睡眠の質改善やストレス対策に、腸のケアが注目されているのはなぜ?」 腸に棲む未確認生命体が、あなたの健康と未来を決める ──不思議な腸内細菌の世界へようこそ! ・最新研究が明かす「太りにくい日本人」の共通菌 ・ストレス・睡眠の質低下・慢性疲労は、腸の緊急SOS ・ゲノム(遺伝子)は変えられない。けれど、腸内細菌は変えられる ・健康・栄養の専門家が続ける、ヨーグルト生活ーー菌との賢い共生 ・菌がつくり出す物質=ポストバイオティクスが健康・長寿のもとになる はじめに 腸に棲む未確認生命体があなたの健康と未来を決める ──不思議な腸内細菌の世界へようこそ 誰のお腹にもいる「腸内細菌」に、なぜ今、注目が集まっているのか? 腸内細菌は「共生者」。ヒトの中に豊かに育まれる新しい世界 第1部 最先端研究で分かった腸の不思議な世界 1章 体質・能力・体調の決め手としての「腸内細菌」 1 腸内細菌は「過小評価」されている 2 本当はすごい腸内細菌 3 研究の最前線「ポストバイオティクス」 4 菌は腸内で「助け合って」生きている 5 腸内細菌のダイバーシティ戦略 2章 腸はスペシャル、そしてちょっとおかしい 1 改めて「腸」とは“ナニモノ”か? 2 吸収か、排出か──「体の番人」としての役割 3 菌との共生──「善玉」「悪玉」の区別を超えて 4 習慣を変えれば、腸内も変わる。体質も変わる 5 「第二の脳」では収まりきらない腸の役割 第2部 健康・老化・体型……すべては腸とつながっている 3章 体型と腸、最先端の研究から 1 「太りやすさ」と腸内環境 2 「痩せ菌」は日本人の腸内に存在するか? 4章 「腸漏れ」と老化・生活習慣病 1 老化と生活習慣病を呼び寄せる「腸漏れ」とは? 2 腸漏れの「4つの原因」 3 糖尿病・動脈硬化・がんと腸漏れ 4 肌荒れと老化、そして腸との関係 5章 免疫(腸)vs.新型コロナウイルス感染症 そしてアレルギー 1 感染症 重症化を防ぐカギは腸にあり!? 2 「高すぎる免疫力」が人体に及ぼす悪影響 3 アレルギーの原因は腸にあり? 6章 脳腸相関 腸はどこまで脳に影響を及ぼしているのか? 1 メンタルと腸内細菌の意外な関係 2 腸内の「神経」ネットワーク 3 直接働きかけるのが難しい脳に、腸からアプローチ 第3部 実践 腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略 7章 最高の腸内環境は食事でつくれる 1 いい菌をとる×増やす×いい働きをさせる 2 戦略1:いい菌を摂取する 3 戦略2:菌が喜ぶエサを食べる 4 戦略3:ポストバイオティクスを利用する 5 3つの戦略を最大化する食べ物・食べ方
レビュー(22件)
手元に置きたい一冊
便秘気味なので腸のことを知る機会があればと、図書館で借りてみました。 これまでも何冊か読んでいましたが、今一わかりづらく、自分が求めている納得できるものではありませんでしたが、こちらの本は根本から「そうなんだ」と理解しながら読むことができました。 これは手元に欲しいと思い購入しました。
とてもわかりやすくサラサラと読めました。 また読み返しながら腸活をしたいと思います。
オススメ
腸内環境改善について理解を深めるにはとても良い本だと思います。 NHKのあさイチ、あしたが変わるトリセツショーに 國澤先生が出演されていましたね。 テレビの解説も分かりやすかったのですが、 この本は、最新研究内容が詳しく書かれており、腸活の知識をより一層高めることができました。 高齢の父母への知的冒険へのプレゼントとして追加で購入しました。
ある学会で國澤さんの公演を聴く機会があり、興味を持ち購入しました。(私の研究分野はこの内容とは異なるので「腸活」のことは何も知りません。) こちらの書籍を参考に食事内容を多少変えてから3ヶ月以上経ちますが、全く下痢をしなくなりました。生活習慣へのバイアスも少しはかかっているかもしれませんが、それにしても驚くほど便通が改善しました。 また、最先端の研究をされている方だけあり(実際に手を動かしているのは部下や院生などでしょうけど)、参考文献も近年のものが多く列挙されており、とても根拠のレベルが高いと感じました。