並大抵の精神力では乗り切れない過酷な状況の中で、自分を見失わず、見事生還した日本兵の物語。厚い本ですが、一気に読めます。,分厚いながらも一気読みしてしまいました。戦記物一般の暗さや悲壮感がなく、爽快な読み応えです。隠れながらも希望を持って、知恵を絞って生きた著者たちに感動しました。生きるには塩がほんとに大事なんですね。,第二次世界大戦後もジャングルを開拓して隠れて生きた体験記です。 大戦後に発見された旧日本兵の方は横井庄一さんと小野田寛郎さんしか知らなかったんですが、その他に4人もいらっしゃったとは驚きでした。 米軍に見つからないように倉庫からいろいろな道具や食料を確保できたのも生き残れた要因だと思いますが、その他にもジャングルを開拓して大規模な畑を作ったり、金属を加工して道具を作り出したりして、最終的に残った4人が生活するのに困らないレベルまで行ってしまう努力がすごいです。 とにかくすごい。必読です。,太平洋戦争末期の昭和19年、見方の日本軍の敗戦が濃厚となってきたニューギニア島で、味方の援護が来るのを待つためにジャングルの奥深くに逃げ込んで10年近く。その日々の生活を細かく綴った実話になります。 元々著者が書き溜めていたものをここ最近(10年位前?)になって当時の人のご縁でご出版された本とのことですが、非常に読みやすくぐいぐい引き込まれる話でした。実体験に基づく内容の重みを感じます。 【前半】どんどん逃げながら行軍をし周りの仲間が亡くなっていく様子が描かれています。言い方が適切かはわからないのですが、手に汗握るというか一緒に逃げている気分になるようなくらい引き込まれました。 【中盤】ジャングルの奥地に暮らし始めて落ち着くまでの苦労の連続(一部娯楽もあり)。とにかく食べるにはどうしたらいいか。 【後半】原住民との交流がはじまり、物々交換てきな事がはじまり、生活にハリがでてきます。そこから解決の道に繋がってゆきます… 戦争自体の話よりもサバイバルの本です。そして何が大切か、どうしたら気持ちを保てるかなど、ページ数は多いのですがアッという間に読める名著だと思います。,こんな生活絶対今の若者にはできないでしょう。生きるために必死、生きなくちゃいけない・・。この本の人々はみな本当に頑張って頑張ってすごいんです。死ぬかもしれない恐怖などに立ち向かう勇気。ホント、読んで下さい!
レビュー(18件)
並大抵の精神力では乗り切れない過酷な状況の中で、自分を見失わず、見事生還した日本兵の物語。厚い本ですが、一気に読めます。
爽快!
分厚いながらも一気読みしてしまいました。戦記物一般の暗さや悲壮感がなく、爽快な読み応えです。隠れながらも希望を持って、知恵を絞って生きた著者たちに感動しました。生きるには塩がほんとに大事なんですね。
分厚い体験記。
第二次世界大戦後もジャングルを開拓して隠れて生きた体験記です。 大戦後に発見された旧日本兵の方は横井庄一さんと小野田寛郎さんしか知らなかったんですが、その他に4人もいらっしゃったとは驚きでした。 米軍に見つからないように倉庫からいろいろな道具や食料を確保できたのも生き残れた要因だと思いますが、その他にもジャングルを開拓して大規模な畑を作ったり、金属を加工して道具を作り出したりして、最終的に残った4人が生活するのに困らないレベルまで行ってしまう努力がすごいです。 とにかくすごい。必読です。
名著
太平洋戦争末期の昭和19年、見方の日本軍の敗戦が濃厚となってきたニューギニア島で、味方の援護が来るのを待つためにジャングルの奥深くに逃げ込んで10年近く。その日々の生活を細かく綴った実話になります。 元々著者が書き溜めていたものをここ最近(10年位前?)になって当時の人のご縁でご出版された本とのことですが、非常に読みやすくぐいぐい引き込まれる話でした。実体験に基づく内容の重みを感じます。 【前半】どんどん逃げながら行軍をし周りの仲間が亡くなっていく様子が描かれています。言い方が適切かはわからないのですが、手に汗握るというか一緒に逃げている気分になるようなくらい引き込まれました。 【中盤】ジャングルの奥地に暮らし始めて落ち着くまでの苦労の連続(一部娯楽もあり)。とにかく食べるにはどうしたらいいか。 【後半】原住民との交流がはじまり、物々交換てきな事がはじまり、生活にハリがでてきます。そこから解決の道に繋がってゆきます… 戦争自体の話よりもサバイバルの本です。そして何が大切か、どうしたら気持ちを保てるかなど、ページ数は多いのですがアッという間に読める名著だと思います。
サバイバル
こんな生活絶対今の若者にはできないでしょう。生きるために必死、生きなくちゃいけない・・。この本の人々はみな本当に頑張って頑張ってすごいんです。死ぬかもしれない恐怖などに立ち向かう勇気。ホント、読んで下さい!