空海の生きてきた歴史をたどることが出来る本。知らなかったことが多く、発見の多い本でした。,『空海の風景』を読了し、空海に共鳴するような気持ちを覚え、研究家の書籍を読もうと思った。中立的な視点から空海の残した願文等の言葉を研究し、後の時代に鼠入したであろう部分を指摘し、少しでも空海の思うところを解説しようと試みる著者に出会えたことは幸運だったと感じた。梵語が中国語に翻訳され、漢字音訳語として日本に輸入された結果、マントラを正しく唱えられないまま現在の読誦に至っていることが目から鱗であった。空海学会や町石道を歩こう会も興味深い。,密教の宗教の話と言うよりも、空海の考えを知るための本ですね。 長い時が流れ、空海の本当の姿と言うのは見えにくくなっています。 本人の言葉だけを捜し出し、仏教を知るために不可欠なサンスクリットから説明してくれてます。 それを丁寧にわかりやすくまとめあげてくれています。 目からうろこの一冊です。
レビュー(6件)
空海の生きてきた歴史をたどることが出来る本。知らなかったことが多く、発見の多い本でした。
空海の思想
『空海の風景』を読了し、空海に共鳴するような気持ちを覚え、研究家の書籍を読もうと思った。中立的な視点から空海の残した願文等の言葉を研究し、後の時代に鼠入したであろう部分を指摘し、少しでも空海の思うところを解説しようと試みる著者に出会えたことは幸運だったと感じた。梵語が中国語に翻訳され、漢字音訳語として日本に輸入された結果、マントラを正しく唱えられないまま現在の読誦に至っていることが目から鱗であった。空海学会や町石道を歩こう会も興味深い。
密教の宗教の話と言うよりも、空海の考えを知るための本ですね。 長い時が流れ、空海の本当の姿と言うのは見えにくくなっています。 本人の言葉だけを捜し出し、仏教を知るために不可欠なサンスクリットから説明してくれてます。 それを丁寧にわかりやすくまとめあげてくれています。 目からうろこの一冊です。