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即位したばかりの青年を試練が見舞う…!! 時は昭和3年。 大陸で発生した張作霖爆殺事件に 日本軍は関与しているのかーー? ひとつ対応を間違えば、重大な国際問題へと発展しかねない 危険な状況下に日本はあった。 詳細な調査を命じた裕仁(ひろひと)青年に対し、 のらりくらりと逃げ続けて事態の先延ばしを図る 時の総理・田中義一。 この国の頂点に立つ者として、青年がとるべき行動とは…!? 【編集担当からのおすすめ情報】 幼き日、青年は心に誓った。 「自分のせいで誰かを傷つけてしまうかもしれない。 自分は感情を表に出してはならないのだ」と。 そして天皇となった今。あらためて青年は自らに問う。 不誠実な責任者に対し、いかなる姿勢で臨むべきなのか。 双肩に国民を背負った人間は、どのように生きねばならないのか。 時代が。世界が。キナ臭さを増してゆく最新刊です。
レビュー(21件)
陸軍の暴走加速する。
総理の張作霖爆殺報告での虚言、ロンドン海軍軍縮会議。そして永田鉄山、石原莞爾、板垣征四郎、安藤輝三…役者が揃って昭和陸軍の暴走が加速した。
昭和は良き時代
施設におじさんに購入しました。 年配の方にはやはり良い本だと思います。 本人は喜んでいました
☆が1つ足りないのは、各巻の表紙が少し似通っているから、です。 買った巻か買っていない巻か判りにくい。 楽天ブックスさんで購入する場合は、既に買っている巻は「〇月〇日に購入済です」と商品ページに出るので便利ですよね。 昭和天皇は、Kさんについてどう思われるのでしょうか。
今頃になって・・・。
歴史や天皇家に対し何の興味も無かったのに、60歳になって引き込まれるように読んでいるオッサンです。 何回読み返しても引き込まれます。
いよいよ始まる一部軍人との葛藤、515事件や226事件が、どう描かれるのか、期待しています。 しかし、首相を推薦する元老として、天皇陛下が信を置く事が出来ない首相を選んだ責任は重いですね。