本書は、日本の大学機関の誕生の歴史を物語として描いた読み応えのある一冊です。同書は上下巻2巻から構成され、同下巻は、東京と京都という2つの帝国大学の距離を縮めようとして、官立・私立ともに専門学校などの高等教育機関が充実してゆくありようを生き生きと描きます。これを読めば、今まで知らなかった日本の高等教育の歴史がよく分かります。,上巻に続き、明治後半から大正時代にかけての高等教育(大学)の歴史がつづられている。現代の高等教育が抱える問題、特に私立大学経営のぜい弱性が明治・大正時代に既に生じていたという点は古くて新しい問題といえるのではないだろうか。
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日本の大学誕生の歴史を解説!
本書は、日本の大学機関の誕生の歴史を物語として描いた読み応えのある一冊です。同書は上下巻2巻から構成され、同下巻は、東京と京都という2つの帝国大学の距離を縮めようとして、官立・私立ともに専門学校などの高等教育機関が充実してゆくありようを生き生きと描きます。これを読めば、今まで知らなかった日本の高等教育の歴史がよく分かります。
上巻に続き、明治後半から大正時代にかけての高等教育(大学)の歴史がつづられている。現代の高等教育が抱える問題、特に私立大学経営のぜい弱性が明治・大正時代に既に生じていたという点は古くて新しい問題といえるのではないだろうか。