映画館でも何回もみて、VHSテープも購入して何回もみましたが、今回ブルーレイが発売されているのを知り購入しました。内容は日米両側からみた真珠湾攻撃を公平にえがいていて好印象です。実機を使った零戦二一型vsP-40Bの空戦や、九七艦攻の雷撃など戦闘シーンが多く、みごたえ満点です。(史実では零戦はP-40Bと交戦したのではなくP-36Aとの説もあります。)当時のルーズベルト大統領が事前に知っていたにもかかわらず真珠湾を意図的に奇襲攻撃させて『リメンバー・パールハーバー』のスローガンのもと当初反戦的だった米国民の世論を対日戦参戦にもっていったという陰謀説にも含みを持たせています。物足りない点といえば、零戦が大好きな自分としては当時の映像技術の限界だったと思いますが最近の永遠の0のように実機に近い零戦ではなく、それらしくみたてたT-6テキサン改造機が登場すること、空戦時に切り離すドロップタンクをつけたままになっていること、それから日本の空母 赤城の艦橋が実際は左舷なのに右舷になっていること、時々赤城が米空母の画像に差し替えられていることくらいです。また聯合艦隊司令長官 山本五十六大将のキャスティングは山村聡さんですが、いろいろな俳優さんが演じられている中、写真から察する風貌といい、いくつものエピソードなどを加味して今でも一番イメージに近いように思います。,戦争映画の最高傑作のひとつ! ですがこのニューデジタルリマスター版は映像が暗いです! とくに日本の攻撃隊が空母から発艦するシーンは真っ暗で何がなんだかわからない! 旧Blu-rayはちゃんと発艦シーンは見えたので質は旧Blu-rayの方が良いです! そこだけが不満です。作品内容は問題なく素晴らしいです。,2016年発売のニュー・デジタル・リマスター版 Blu-rayです。思い出の映画で、DVDも当然に持っていたのですが、画像が良くなっているか、お試ししました。値段もかなりお安くなっていますが、新品です。内容は、画像が良くなっている他、DVD版でカットされていた渥美清の登場シーンも健在でした。,子どものころ映画館でみましたが、映画とは思えないゼロ戦や真珠湾攻撃の迫力に圧倒されて面白かったことを覚えています。 しかし、大人になってこの映画をみると迫力より戦争の無意味さ虚しさを最後は感じます。,50年以上も前の作品であるが,映像が綺麗で,特撮が素晴らしい。昨今のCGに頼った映画よりも遥かに迫力があってリアルである。開戦に到るまでの経緯が日本側にも,米側にも偏らずに丁寧に描かれていて好ましい。官僚的楽観主義と些細な伝達ミスがどのような悲劇をもたらすのか,危機管理の面からも大変参考になる。俳優は往年の名優が揃い豪華である。冒頭の山本五十六連合艦隊司令長官が,旗艦長門へ着任する場面は,特に印象に残る。日本公開版,アメリカ公開版,更には特典映像に,当時のアメリカのニュース映像が収録されている。このニュース映像に接したアメリカの一般国民が,日本に対して敵愾心を抱いたであろうことは,容易に想像できる。プロパガンダがどのように形成され,政府(権力)の意図する方向へと,一般大衆を導いてゆくのかの貴重な映像でもある。歴史的な資料としても価値のある映画である。広くお勧めする。
レビュー(10件)
日米両側から公平にみているのが好印象
映画館でも何回もみて、VHSテープも購入して何回もみましたが、今回ブルーレイが発売されているのを知り購入しました。内容は日米両側からみた真珠湾攻撃を公平にえがいていて好印象です。実機を使った零戦二一型vsP-40Bの空戦や、九七艦攻の雷撃など戦闘シーンが多く、みごたえ満点です。(史実では零戦はP-40Bと交戦したのではなくP-36Aとの説もあります。)当時のルーズベルト大統領が事前に知っていたにもかかわらず真珠湾を意図的に奇襲攻撃させて『リメンバー・パールハーバー』のスローガンのもと当初反戦的だった米国民の世論を対日戦参戦にもっていったという陰謀説にも含みを持たせています。物足りない点といえば、零戦が大好きな自分としては当時の映像技術の限界だったと思いますが最近の永遠の0のように実機に近い零戦ではなく、それらしくみたてたT-6テキサン改造機が登場すること、空戦時に切り離すドロップタンクをつけたままになっていること、それから日本の空母 赤城の艦橋が実際は左舷なのに右舷になっていること、時々赤城が米空母の画像に差し替えられていることくらいです。また聯合艦隊司令長官 山本五十六大将のキャスティングは山村聡さんですが、いろいろな俳優さんが演じられている中、写真から察する風貌といい、いくつものエピソードなどを加味して今でも一番イメージに近いように思います。
映像が暗い!
戦争映画の最高傑作のひとつ! ですがこのニューデジタルリマスター版は映像が暗いです! とくに日本の攻撃隊が空母から発艦するシーンは真っ暗で何がなんだかわからない! 旧Blu-rayはちゃんと発艦シーンは見えたので質は旧Blu-rayの方が良いです! そこだけが不満です。作品内容は問題なく素晴らしいです。
新品
2016年発売のニュー・デジタル・リマスター版 Blu-rayです。思い出の映画で、DVDも当然に持っていたのですが、画像が良くなっているか、お試ししました。値段もかなりお安くなっていますが、新品です。内容は、画像が良くなっている他、DVD版でカットされていた渥美清の登場シーンも健在でした。
むなしい真珠湾攻撃
子どものころ映画館でみましたが、映画とは思えないゼロ戦や真珠湾攻撃の迫力に圧倒されて面白かったことを覚えています。 しかし、大人になってこの映画をみると迫力より戦争の無意味さ虚しさを最後は感じます。
50年以上も前の作品であるが,映像が綺麗で,特撮が素晴らしい。昨今のCGに頼った映画よりも遥かに迫力があってリアルである。開戦に到るまでの経緯が日本側にも,米側にも偏らずに丁寧に描かれていて好ましい。官僚的楽観主義と些細な伝達ミスがどのような悲劇をもたらすのか,危機管理の面からも大変参考になる。俳優は往年の名優が揃い豪華である。冒頭の山本五十六連合艦隊司令長官が,旗艦長門へ着任する場面は,特に印象に残る。日本公開版,アメリカ公開版,更には特典映像に,当時のアメリカのニュース映像が収録されている。このニュース映像に接したアメリカの一般国民が,日本に対して敵愾心を抱いたであろうことは,容易に想像できる。プロパガンダがどのように形成され,政府(権力)の意図する方向へと,一般大衆を導いてゆくのかの貴重な映像でもある。歴史的な資料としても価値のある映画である。広くお勧めする。