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「芸術に対する造詣の深さ、絵に対する慈しみと、限りない愛情が言葉の端々に感じられる」 佐々木丞平さん(京都国立博物館名誉館長)推薦! 雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)が結んだ数奇な縁(えにし)とはーー。 織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を踏んだ。そこで彼らを待ち受けていたのは、絢爛華麗な絵画の数々と高貴な人々、ローマ教皇との謁見、そして一人の天才絵師との出会いだった。 謎多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョ。芸術を愛する者たちの、時空を超えた魂の邂逅の物語、ここに完結。
レビュー(96件)
上巻と同じ評価(原田マハの「リーチ先生」を読んで面白くて、他も読みたくなり、これを購入。読み応えのある作品で面白い。こうした視点の芸術を扱った小説はなく楽しめる)。下巻になると面白さが増す。
原田マハさんの本は、どれもとても面白いのですが、本作も完全に自分自身が本の中の世界に入り込んでしまい、目の前で人物が生き生きと活動します。 最後まで一気に読み進める面白い本でした。
原田マハ先生応援してます! 短編も長編も、毎回楽しませてくれます。 今回は長編。世界にどっぷり入り込めます!
さすがに原田マハさんです。面白いです。2023年の読書始めはこの本にしました。