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野草研究家「ハーブ王子」こと山下智道が、ヨモギ愛を注いだ図鑑 国内で見られるおもなヨモギ44 種類を掲載。一見似ている種類が多いヨモギ類を、葉と頭花の特徴で見分けられるように編集。識別だけでなくその種の個性、いわば「草となり」を、著者が実際に観察した経験から紹介。 食用や薬用、神事や魔術など、ヨモギと人の暮らしとのさまざまな関わりについても、豊富な情報を盛り込んだ。 ********************** 草餅に使われることでよく知られているヨモギ。でも、ヨモギに多くの種類があることはあまり知られていない。ヨモギ類の資料は少なく、識別するための図鑑もないのが現状。一見地味なヨモギだが、じつは種によって多様な美しさや個性をもっている。 そんなヨモギに魅せられたのが、「ハーブ王子」こと野草研究家の山下智道。図鑑がないなら、自分が作る!と思い立つ。公園や河川敷はもちろん、ときには海岸の断崖絶壁、さらには3000m 級の高山へ。北は北海道の離島から、南は沖縄の海まで。全国津々浦々、個性豊かなヨモギに出逢う旅を敢行。あるときは地域の神聖な儀式に用いられるヨモギを拝み、またあるときは最果ての地でなかなか出会えない幻のヨモギと出会って感動する。 本書はそんなヨモギ愛あふれる旅を経てまとめたヨモギ図鑑。国内で見られる44 種類のヨモギ(38 種2亜種2変種1品種1雑種)を掲載している。一見似ている種類が多いヨモギ類を、葉と頭花の特徴で見分けられるように編集。識別だけでなくその種の個性、いわば「草となり」を、著者が実際に観察した経験を踏まえて紹介。食用や薬用、神事や魔術などヨモギと人の暮らしとのさまざまな関わりについても、歴史的・文化的側面を含めて豊富に盛り込んだ。
レビュー(7件)
ここまでヨモギに種類があるとは
その地域にこそ生えているヨモギなどが、画像と説明とで分かりやすく紹介されている。今まで蓬は蓬としか思わなかったけれど、言われてみれば違いがあるような・・・と、改めて気づいた。だから何の役に立つのかと言われたらそれまでだが、あちこちの野山に行く人(登山やハイキングが趣味の人とか?)にとっては、行った先でのヨモギの違いが分かりやすい本だと思う。最初は、どうせならもっと大きめの本にして説明ももっと増やしてくれればいいのにと思ったが、リュックの隅に入れて外に連れ出すための本なのだろう。 ただ、美味しい草餅の作り方が載っているのはありがたいが、現実的に餅つき機を持っている家庭は少ないと思う。だから白玉粉を使ったレシピだったのかもしれないが、せっかくつんできたヨモギなら誰しも草餅を食べたいんじゃないかなと思った。餅米を買ってきて、水に漬けてからミキサーにかけてレンジでチンしてお餅を作るやり方があるが、著者はかなり料理も詳しいので、できればそういう感じの分量など含めて誰もがトライしやすいレシピにページを割いてくれればいいのにと思った。学ぶのは楽しいが、そのためにはまずはとっかかりが楽しいことが必要だと思う。美味しい何かをハードルも低くトライできることはその学ぶ意欲をアップさせると思う。大体の分量とかも書いておいてくれないと、誰しも戸惑うだけではないだろうか。それこそ山道を歩きながら「そこの道端のヨモギは犬がトイレしてるからとっちゃダメ。綺麗なのがほしければあっち」みたいな感じで近所のおば様方に声かけられ、ヨモギもダイナミックな使い方を見聞きしている人にはなんてことないだろうし、分量なしレシピはよくある感じだろうけど、普通はそうではないしかえって不親切に感じてしまうと思う。
目的にご注意(ヨモギの分類、識別の本です
品切れでしたが、たまたま1冊だけ在庫が復活したので購入。しかし本屋の返品本だったのか、ちょっと傷アリで残念。そして本の内容ですが、ヨモギの種類が書いてあるだけのヨモギ辞典でした。40種類以上のヨモギが載っているのはたしかにスゴいですが、ヨモギをどう利用するかは詳しく書いてません。かろうじて草餅の作り方が簡単にコラムにあるだけ。ヨモギをどう料理したり、入浴剤やよもぎ蒸しなどなど色んな利用の仕方を期待していたので肩すかしをくらいました。ヨモギの使い方、料理の仕方は他の本を買う必要があります。こちらはただのヨモギの種類の辞典です。正直この本でいろんなヨモギを知っても、それをどう活用するかわからないのが残念です。薬用や食用などのマークは一応ついていますが、たとえば薬用マークがあっても一体どうすれば薬になるのか。もっと詳しく書いてあれば持ち歩いてヨモギ探すくらい参考になる本になったと思いますね。種類(名前)だけ知ってもどうしようもありません。ヨモギをその後どうするか、活用法をわかっている方なら良いのかも。★追記★キズに関しては楽天ブックスから交換可能の連絡がきました。丁寧ですね。
ヨモギを積みたいけど、どれがヨモギか自信がなくて、確認のために買ってみました。 ヨモギは種類が豊富で、気になっていた草がどれもヨモギだったことがわかりました。 ポケットサイズで持ち運びやすく、とても楽しいです。 ありがとうございました!
ヨモギに特化したハンドブック
週末家庭菜園をしていて畑にヨモギが生えていないかなあと探したり、色んなサイトでヨモギについて調べたりしていたのですがいまいち詳しいサイトが無く、、 20年前に買った分厚い当時4000円位の野草の図鑑を引っ張り出してきてヨモギについて調べたのですが、5種類位しか載っていなかったので新しい本を買おうと探していたところこの本にたどり着きました。 kindleの電子書籍では白黒でしか見れないので本の方を購入。 コンパクトだけどたくさん種類や情報が載っていてとても気に入りました。 早速畑からニシヨモギと思われる物をとってきてポリポットに植えました。 これでヨモギ餅とかヨモギ団子を作ってみたいです。 まだ他の種類もあるかもしれないので、畑で探してみようと思います。 また別の食べられる野草や薬草、食べられる高栄養な野生種(木も含めて)のハンドブックなどのこのような詳しいハンドブックは出ないかなあと思っている所です。
楽しい!
よもぎが大好きなので、こうゆう本が欲しかったので出版されて本当嬉しいです。