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前著『幸福の「資本」論』にて、幸福を「金融資本(資産)」「人的資本」「社会資本」の3つの資本で定義づけし、「幸福な人生」のモデルを提示した著者・橘玲氏。 今回は、「幸福」な人生を最適、効率的に達成するための「成功」へのアプローチについて「合理性」という横軸を3つの資本に加えることで新機軸を打ち出した。 人生はトレードオフの連続でそれ故に選択が重要になる。同じ成果ならリスクが少ないがよいという「リスパ」など魅力的なキーワードを配しながら、制約の多い現代社会を生きていく上での「合理性」と「幸福」について追及する書籍。 プロローグ 成功するためには、人生の土台を合理的に設計せよ PART1 合理性の基礎知識 1 コスパ・リスパ・タイパ 2 睡眠と散歩は最強の自己啓発 3 進化論的合理性と論理的合理性 4 成功に至る意思決定 PART2 【実践編】合理的に人生を設計するための戦略 5 3つの資本と8つのパターン 6 金融資本の成功法則 ◎お金と幸福の関係をあらためて考える ◎ビットコイン、FX、株式投資について知っておくべきこと ◎マイホームと保険をどう考えるか 7 人的資本の成功法則 ◎優秀なライバルに勝つためのシンプルな戦略 ◎バイオリンの天才児はなぜデリヘルドライバーになったのか ◎生き物たちの進化が成功法則を教えてくれる 8 社会資本の成功法則 ◎「あなたは5人の友だちの平均」ルール ◎ネットワークの科学が教える成功法則 エピローグ シンプルで合理的な「成功のライフスタイル」
レビュー(68件)
進化的合理性ではなく論理的合理性を目指せば「幸せ」になれる? という問いから本書は書き起こされた。いつも驚くのは、引用書籍に見られる著者の博識だ。あとがきでは「日本人は合理性を憎んでいる」らしい。私の職場で感じることは、もう少し合理的に働けないのかな~ということ。しかし、最近では不合理、無駄があっても良いかと思っているところで本書に出会ってしまった。もう一度、論理的合理性を目指してみようと思う。p.249の『大事なのは「若くして成功する」ことではなく、「人生の最後に成功する」こと』という一文が心に残った。
家族に頼まれて購入しました。どうやら貯蓄とかに興味持ち始めたからこの本を読みたいと言っていました。
著者の本・・
数冊、購入しており、且つ、既読済みです。 本書においての読み方は、 まず、「あとがき」から読み始めるのが 良いと思います。 サスペンス小説ではありませんので、 支障はないと思います。 後悔か反省かと感じられるような記載があります。
細かい統計、エビデンスに基づいて解説されているので説得力がありました。
ざっと読んだが中身が薄い。 今までの本を摘んでまとめた感じ。 あえて買わなくとも良かった。