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2023年本屋大賞ノミネート!! 似ているようでまったく違う、 新しい一日を懸命に生きるあなたへ。 最後に仕掛けられた驚きの事実と 読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、 『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』 『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。 長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。 つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。 月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいくーー。
レビュー(885件)
この作品を読んでポッドキャストを聴こうとした人は多いハズ。 少し疲れたところに癒やされるポッドキャスト、そんな出会いがあったらいいなと思うがそうはない。 ちょっと疲れた心を癒やしてくれる小説ですが、少しパンチが弱いかも。 そこがいいのですが。
プレゼント
本書は、以前ラジオで紹介されていたので購入です。進学や就職,転勤や転職した方等々、何か新しいことを始めた方が読むと良いかもしれません。これから何か初めたい人が読んでも問題ありません。 本書の登場人物は・・・卑屈であったり、鬱屈としていたり、偏屈であったりと・・・何れも曲者揃いで途中で読むのを止めようかとも思いましたが、これが中々、例えはアレですが鮒寿司やクサヤのような(食べると解る絶品)良い‘人間味’を出しています。世の中色々あるけれど、バランス取って前に進んでいけるのは、こういう事だな・・・ということが、分かりやすく表現されております。 本書に出てくる‘ポッドキャスト’。自分の場合、遠くに居る「誰か」にメッセージを届ける際は、「本」や「音楽」,「映画」,「ラジオのパーソナリティーさん」等の力を借りますが、ちょっとポッドキャストを聞いてみようと思います。
推し青山さん
今日、到着しました 読むのが 楽しみです
短編集のようで…つながりがあり、素敵な着地。ラストまで引き込まれるように読み終えました。 カバーの表装も美しい♪
各編の登場人物の思わぬ繋がりが心暖まり、読み終えた後は穏やかな気持ちになります。