各界の著名人が絶賛!
日本的組織の構造的欠陥に迫る、全国民必読の書
〈広く読まれるべき本。講演で何度もすすめている〉
小泉純一郎(元内閣総理大臣)
〈データを無視し「空気」で決める。
この日本的悪習を撤廃しないかぎり、企業の「敗戦」も免れない〉
冨山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)
〈これは過去の歴史ではない。いまだ日本で起きていることだ〉
堀江貴文
〈私は、本書をまずまっ先に読むように若い学生諸君に伝えたい〉
橋爪大三郎(社会学者、大学院大学至善館教授)
〈結論ありきで大勢に流される日本の弱点が活写され、時代を超えて私たちに問いかける。
あれからいったい何が変わったのか、と〉
三浦瑠麗(国際政治学者)
日米開戦前夜、四年後の敗戦は正確に予言されていた!
平均年齢33歳、「総力戦研究所」の若きエリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでもなお開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視し、無謀な戦争へと突入したプロセスを克明に描き、日本的組織の構造的欠陥を衝く。
〈巻末対談〉石破 茂×猪瀬直樹
レビュー(43件)
内容は別として、活字が小さすぎると思います。
まあまあです
数値や情報をもとに、戦争の流れと期間、結果を予測したのは、おもしろかった。 思ったより、総力戦研究所の影響力が少なく、拍子抜けでした。
おすすめされて、勉強のために購入しました。
昭和16年 夏の敗戦
無事受け取りました 休みでも届けてもらい感謝。
本書は1940年代に在ったという、<総力戦研究所>というモノの顛末が語られている。 敗れた戦争で、最も大きな損失は何だったのか?恐らくは有為な人材が非常に多く戦禍で損なわれたことなのであろうと想像する。本作に登場する<総力戦研究所>という場で活動した人達は、「日米開戦」という想定を与えられて緻密なシミュレーションに打ち込み、「その後数年間で日本が敗れてしまう展開」をかなり精確に纏めたのだという。往時はそういうことが出来る人達が多く在ったのであろう… そうした“情報”が在りながらも、敢えて戦争に踏み込んでいったのは「何だった?」のかというのが本書のテーマだ。それを暗示するキーワードたる『昭和16年夏の敗戦』という題名が与えられたのだ。 “結論”を求めて色々と検討するということでもなく、「在りき」な“結論”に「合わせる」かのように論を組み立てようとし、検討をしようという人達にもその組み立てを半ば強いる。或いは古くからそういう心情、制度、その他色々が在ったのかもしれない。本作はそういう問題提起がなされている。 1980年代に、1940年代の様相を往時の関係者による証言を集めながら綴った本書であるが、2020年代の現在、本書の提起する問題は少しも色褪せていないかもしれない…