「天から与えられた才能はどこへ消えた?」
舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?
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この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。
いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。
シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。
ーーーーー(本文より)
謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!
目次
プロローグ
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
第四章 メアリ・モースタンの決意
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
エピローグ
レビュー(340件)
代行買いでしたwww
母が新聞広告で目にしたのか、代行買いを依頼されたのでお買い物マラソン中にぽちりました。 満足してくれたようで良かったです。
注文の本12月21日午前受け取りました。何も問題ありません。
混乱
ビクトリア朝京都、という摩訶不思議な舞台設定。ここに事務所を構える名探偵、シャーロック・ホームズがなんとスランプに陥り、謎が解けなくなってしまった。相棒のワトソン共々、この迷宮から抜け出せるかと言うわけだが、京都警視庁=スコットランドヤード始め、ハドソン夫人らホームズ・シリーズに登場するキャラクターが入れ替わり姿を現し、京都ーロンドン入り乱れて何とも理解しにくい展開。もう少し、すっきり整理する必要があるのではないか。策に溺れた感じ。森見登美彦氏はなんと言っても「夜は短し歩けよ乙女」が最高傑作の気がする。