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「茜、そこにいてくれ。そこにいるだけでいいーー」 青藍と茜、それぞれの決心と、夢の始まりーー! 師匠である月白さんの死を長らく受け入れられなかった青藍がついに、 遺品の入った長持を開ける時が来た。そこに入っていた1枚の写真をきっかけに、 青藍はある思い出の「場所」を探す決心をするのだが……。 一方、大学進学を決めた茜は、その準備に追われる日々を送るようになっていた。 その様子に、妹のすみれは不満を感じているようで…? もう戻らないものへの消えない想い。果たされなかった約束。 次々に周囲で起こる出来事の謎を解明し、障壁を乗り越えるうちに青藍の心も次第に固まって。 そして茜も、夢のため最初の一歩を踏み出す……!? 「『ここ』があるから。『ここ』にみんながいるから次にいける…!」 京都岡崎・月白邸の人々に訪れる、優しく美しい季節ーー!
レビュー(7件)
前から気になっているんだけど、珠貴って結婚しているのか? 青藍より14歳上ってことは、今42歳。奥さんがいてもおかしくない年齢で、しかも旧家の当主なのに、そのことに一切触れられていないのは不自然だと思う。 せめて、「当主を継いだ時に結婚した」とか、結婚していないなら、「〇〇と言う理由で結婚しようとしないとか、そういう紹介があってもいいと思うんだが。 東院家のように、歴史のある家って、跡継ぎを作るのが義務、みたいなところがあるし、珠貴がそれをないがしろにするとは思えないんだけど。 このシリーズってこれで完結なのかな? あかねも自分の目標を見つけて高校を卒業したし。 その後があるなら、読んでみたいですが。