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ある動物園のパンダ舎の屋上で、咲き誇るひまわりたち_____ これは神戸で暮らした一頭のパンダと、そばで支えた二人の飼育員の約束の物語。 兵庫県にある神戸市立王子動物園にいたパンダのタンタンを知っていますか? 短い手足にモフモフとした毛並みがぬいぐるみのようにかわいらしく、 “神戸のお嬢さま”と呼ばれています。 しかし、来園者に見せる愛らしい姿の一方で、わが子を失いパートナーと死別し、 飼育員の二人とともに闘病の日々を送るなど、その背景にはタンタンのパンダとしての一生がありました。 これまで数年にわたり放映されてきたタンタンの密着番組 NHK「ごろごろパンダ日記」の番組プロデューサーの杉浦大悟氏が執筆し、 人と命ある生きものとの関係性や、老いるときも責任を持ってともにあるとはどういうことなのかを伝えます。 動物園に行くことが好きな子はもちろん、身近な生きものとの関わり方や、 生きものを育てることについて、大人も一緒に考え直すきっかけとなる一冊です。 全ページルビ付きなので、お子さまから大人の方まで、幅広い世代の方におすすめです。 <全国学校図書館協議会選定図書>に選定されました。 朝日小学生新聞1面に著者取材と書籍内容が掲載され、大反響! ダ・ヴィンチの「パンダを愛で尽くす10冊」にて、毎日パンダの高氏貴博様に3位に選書していただきました。
レビュー(10件)
タンタンに会ったのはもう10年以上も前でその後は中々訪れることが出来ないまま叶わぬことになってしまいました。 テレビのドキュメンタリーなどで度々様子を見かけていたものの詳しいお話も見返したいとこちらを買いました。 表紙のイラストがあたたかみがあり可愛いのがとても素敵です。
涙涙で鼻が痛いです 花粉が。。。 やさしい挿絵がまたココロを打ちます
タンタン
タンタンを想う飼育員さん達の気持ちが伝わり、感度しました。
ざっくり言うと、絵と文で読む、NHK制作の「ごろごろパンダ日記」でした。番組内では、飼育員さんたちがタンタンさんのことをソウソウと呼んでいるシーンがありましたが、この本の中ではタンタンに統一されています。
テレビ放送されてた『ごろごろパンダ日記』と 王子動物園のSNSも毎日チェックしていたので 読みながらそれらの映像や画像が再び観えました。 私はオカメインコさん1羽を飼っていて 食欲のない時とかどうにか工夫して食べさせようとか いろいろ考えて試してみたりするので 動物の大きい小さいはあるけれど 命を預かっているという飼育員さんの覚悟と 労力がわかるような気がします。 3月31日タンタンのニュースを知った時は 「えっ?!」ってなったのと同時に 飼育員さんはどうしてるだろう?って…。 この本を予約注文してしばらくしてから 商品ページに表紙の画像も載ったのですが 「うわぁ…」ってなって言葉にはならなくて 泣きそうになりました。 タンタンとタンタンのヒマワリと 飼育員さんの姿の挿絵が それぞれ特徴をとらえて描かれています。