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地震への備えは「モシモ」ではなく「イツモ」。阪神・淡路大震災の経験を経て生まれた、新しい防災の知恵と工夫。 世界有数の地震国・日本に暮らす限り、わたしたちは常に地震とつきあいながら生きていかなければなりません。わたしたちは、防災とどのように向き合うべきなのか。本当の防災とはどういうことなのか。その解決の糸口となるのが、「イツモ」という言葉です。「モシモ」型の防災ではなく、「イツモ」型の防災。防災を生活の一部としてとらえ、特別なことをするのではなく、イツモの生活のなかで地震に備えていたい。本書は、阪神・淡路大震災の被災者167名の方たちの体験と知恵を集め、それらが一人でも多くの方たちに役立つようにと願いながらつくられました。人気アートディレクター寄藤文平さんのたくさんのイラストとともに紹介する、新しいかたちの防災マニュアル。基本備品一覧や緊急時の大判ハンカチ活用法なども収録しています。
レビュー(89件)
本の状態と評価
とてももち運びやすいサイズの本です。これで普段から災害に対応する意識を少なからず自分の頭の片隅に入れておけます。とても良い本だと思います。
阪神淡路の震災状況を書いたノート、メモのような本です。サバイバル本ではありませんが参考になりました。
地震イツモノート
阪神・淡路大震災の経験を生かした様々な防災を提案する本書は2007年に単行本が刊行されていた。そのわずか4年後に東日本大震災が発生。本書のコンセプトである「大地震はイツモ」が証明されたのだ。私が本書を購入したのは、寄藤文平氏のほんわかしたイラストに惹かれてのこと。本書でも判りやすいイラストで防災を説明するのに一役買っているが、牛乳普及CM「ミルクゴッド」の印象が強烈だ。
生の声を知ることができる
防災本としては東京防災の完成度はいいと思いますが、この本もよく出来ています。この本を参考にかなり対策をしたので、ちょっとした地震対策グッズのパンフレットなどは不要となりました。 地震が起こった時、その後の混乱した状況の生の声がとてもリアルで、メディアでは扱いきれないであろう冷静さを失ってしまった状況が分かります。 価格も安く、イラスト入りで手軽に読める形式なのであっという間に読めます。
この手の本をすごく探していました。 震災を経験してことがありませんが、いつも他人事と思わずに備蓄しています。 大変参考になり、新しい知識がたくさんあったので大切に保管したいおと思います。