ブラックジャックの創作秘話ということで、シリーズものなので続けて買いました。読み始めたら一気に読んでしまいます。,まさかこれほど早く3巻が出るとは思いませんでしたね。 手塚先生の元担当編集者やアシスタントにインタビューして、在りし日の手塚先生にまつわるエピソードを話して貰うこの作品の3巻に収録されているのは、女性アシスタントから見た手塚先生、ブラック・ジャックから数回後に競合して医者漫画の担当をする事になった週刊少年チャンピオンの名物編集者(編集長の壁村氏に輪を掛けてヤクザのような外見)、そして手塚先生の孫悟空への並々ならぬ思い入れの話になっています。 手塚先生の完璧主義者、創作に対する並々ならぬ情熱は今更こちらで書くまでもありませんが、今回は晩年の手塚先生の姿も描かれていて、亡くなる直前に至っても衰えぬ創作意欲を見せてくれます。 成功する漫画家は大きく分けて、計算しつくしてヒットを出すタイプと、自分の書きたい事好きな事を思いきり描いてヒットするタイプがいると言っていた漫画がありますが、手塚先生は明らかに後者のタイプだなと、見ていて思いました。 テレビドラマ化が決定したそうですが、あの熱気と泥臭さ(褒め言葉のつもりです)、そして人間・手塚治虫をどう映像に出してくるか、今から期待と不安が入り混じってます。
レビュー(24件)
手塚ファンです
ブラックジャックの創作秘話ということで、シリーズものなので続けて買いました。読み始めたら一気に読んでしまいます。
衰えず尽きなかった、手塚先生の情熱
まさかこれほど早く3巻が出るとは思いませんでしたね。 手塚先生の元担当編集者やアシスタントにインタビューして、在りし日の手塚先生にまつわるエピソードを話して貰うこの作品の3巻に収録されているのは、女性アシスタントから見た手塚先生、ブラック・ジャックから数回後に競合して医者漫画の担当をする事になった週刊少年チャンピオンの名物編集者(編集長の壁村氏に輪を掛けてヤクザのような外見)、そして手塚先生の孫悟空への並々ならぬ思い入れの話になっています。 手塚先生の完璧主義者、創作に対する並々ならぬ情熱は今更こちらで書くまでもありませんが、今回は晩年の手塚先生の姿も描かれていて、亡くなる直前に至っても衰えぬ創作意欲を見せてくれます。 成功する漫画家は大きく分けて、計算しつくしてヒットを出すタイプと、自分の書きたい事好きな事を思いきり描いてヒットするタイプがいると言っていた漫画がありますが、手塚先生は明らかに後者のタイプだなと、見ていて思いました。 テレビドラマ化が決定したそうですが、あの熱気と泥臭さ(褒め言葉のつもりです)、そして人間・手塚治虫をどう映像に出してくるか、今から期待と不安が入り混じってます。