兄の和臣と両想いになり、着々と家庭内恋愛進行中の紬里。時を選ばず手を出してくる和臣に困りながらも幸せな日々だったが、いまだ和臣の気持ちに確信が持てずにいた。和臣に浮気の気配はないが、紬里の中には、まだ水橋家に引き取られて来たばかりのある日、突然和臣に構ってもらえなくなった記憶が拭いがたく残っていたのだ。日に日に膨らむ不安に和臣との間もギクシャクし始め…?「兄弟の事情」続篇登場。,2009年7月「兄弟の事情」の続編。水橋家の次男で色悪オレ様な兄の攻め×血の繋がりのない三男で意地っ張り健気受け。そんな二人の家庭内恋愛ストーリー。 前作で一応はくっついたものの、攻めは今まで散々女遊びを繰り返し、他人の気持ちも自分の気持ちも考えるのが面倒くさいと徹底無視するオレ様のまま。受けは自分のどこを攻めが好きになってくれたのか分からず、強引な攻めとのHだけの生活に不安になっていた。攻めは受けの怯えた態度に苛つき、二人の関係は気まずくなっていく。そんな時、叔父から受けを養子にすると言われてしまい……。 くっついた後の続編はラブラブが多いものですが、今作はもうひと波乱あって、作者が「兄弟の事情」で書き足りなかった部分を書き下ろしたそうです。なので家族ドラマ風にしながらも、恋人として二人の気持ちがガッチリ固まるところまでが描かれてます。もともと三男の受けくんは良く出来た子なので、ダメな兄の成長物語みたいな…。 オレ様な攻めが「おまえがエロいから」という理由だけで受けとヤッてばかりいたのが、どうして受けでないと駄目なのか、どれほど受けが大事なのかに気づいて言動が変化していきます。そのへんは切なくて一生懸命で良かった。恋人としての態度を自然に示してくれるようになった攻めの胸に、受けはもう安心して飛び込んでいけました。 前半は淡々とした会話劇で楽しく、中盤から家族ドラマと恋愛ドラマが二人それぞれの葛藤と共に交錯。ウルウルしたり切なくなったりして、ラストはまた明るく甘いHで終了。 前作「兄弟の事情」を気に入った方、ドロドロ系ではない兄弟モノがお好きな方はどうぞ。 私的には「…脱ぐって、どこまで…」&「お…お兄ちゃん…」にツボってしまいました。(大丈夫かしら…失笑)
レビュー(8件)
兄の和臣と両想いになり、着々と家庭内恋愛進行中の紬里。時を選ばず手を出してくる和臣に困りながらも幸せな日々だったが、いまだ和臣の気持ちに確信が持てずにいた。和臣に浮気の気配はないが、紬里の中には、まだ水橋家に引き取られて来たばかりのある日、突然和臣に構ってもらえなくなった記憶が拭いがたく残っていたのだ。日に日に膨らむ不安に和臣との間もギクシャクし始め…?「兄弟の事情」続篇登場。
やっぱり可愛い、このカップル。
2009年7月「兄弟の事情」の続編。水橋家の次男で色悪オレ様な兄の攻め×血の繋がりのない三男で意地っ張り健気受け。そんな二人の家庭内恋愛ストーリー。 前作で一応はくっついたものの、攻めは今まで散々女遊びを繰り返し、他人の気持ちも自分の気持ちも考えるのが面倒くさいと徹底無視するオレ様のまま。受けは自分のどこを攻めが好きになってくれたのか分からず、強引な攻めとのHだけの生活に不安になっていた。攻めは受けの怯えた態度に苛つき、二人の関係は気まずくなっていく。そんな時、叔父から受けを養子にすると言われてしまい……。 くっついた後の続編はラブラブが多いものですが、今作はもうひと波乱あって、作者が「兄弟の事情」で書き足りなかった部分を書き下ろしたそうです。なので家族ドラマ風にしながらも、恋人として二人の気持ちがガッチリ固まるところまでが描かれてます。もともと三男の受けくんは良く出来た子なので、ダメな兄の成長物語みたいな…。 オレ様な攻めが「おまえがエロいから」という理由だけで受けとヤッてばかりいたのが、どうして受けでないと駄目なのか、どれほど受けが大事なのかに気づいて言動が変化していきます。そのへんは切なくて一生懸命で良かった。恋人としての態度を自然に示してくれるようになった攻めの胸に、受けはもう安心して飛び込んでいけました。 前半は淡々とした会話劇で楽しく、中盤から家族ドラマと恋愛ドラマが二人それぞれの葛藤と共に交錯。ウルウルしたり切なくなったりして、ラストはまた明るく甘いHで終了。 前作「兄弟の事情」を気に入った方、ドロドロ系ではない兄弟モノがお好きな方はどうぞ。 私的には「…脱ぐって、どこまで…」&「お…お兄ちゃん…」にツボってしまいました。(大丈夫かしら…失笑)