「子の世話は母親じゃなきゃダメ」誤った母性神話が専業主婦・家入稲穂を、産後うつへと追い詰める。我が子を可愛いと思えない。母親だから頑張らなきゃ。呪縛や苦しみから解放するために、弱井は彼女に、助産院と保育園の助けを借りることを勧める。一方、会社での激務と子育てに板挟みの夫・太一も、その余裕のない日々から稲穂との衝突が絶えず、家庭はピリついていた。次第に関係が悪化してゆく子育て世代の夫婦に、本当に必要なこととは…? DVに苦しんだ精神保健福祉士・真紀の過去編も収録。最新精神医療が、現代の家庭問題に向き合う──!!
レビュー(12件)
読まなきゃ損
日本のメンタル医療の縮図がみられます。NHK でも取り上げられて嬉しいです。
精神科について知る入り口として○
精神的な病は誰にでも起こりうるものだと教えてくれます。専門職の人か読めば「これは違うんだよなー」と思う部分もあるかもしれませんが、素人からすればわかりやすく読みやすい、良い作品だと思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。 助かります。 開梱しやすい
産後うつ
やっぱり面白いし勉強になります。私は出産・子育てをしたことがありません。理解のない行動をとってしまうかもと思いつつ、なんかつらい気持ちも分かるような…といろいろな気持ちになりました。ぜひ読んでみてください。
男性にも読んで欲しい。
もう20年以上前だけど、自分もワンオペ育児だったので、泣けた。認知のゆがみを自分自身に問いかけて緩める方法は、これから自分にも役立てたいと思った。夫婦の行き違いは「自分ばっかり」と思うことから始まるというフレーズが心に残った。