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「新型ワクチンは9割効く、ってどういう意味?」 「ワクチンができれば、もうマスクはしなくていいの?」 「なんでこんなに速くワクチンができたの?」 「あれ、インフルエンザワクチンはいまいち効かないですよね?」 「新型コロナワクチン」の接種開始を前に、その効果とリスクを巡って議論が盛り上がってきました。Twitterで5万人のフォロワーを持つ米国研究機関在籍の若手ウイルス免疫学者、峰宗太郎先生が、対話形式でとっても分かりやすく、そして時には辛辣に、新型コロナと人間の免疫系、そしてワクチンを巡るさまざまな問題について語ります。メディアやネットの情報に踊らされず、パニックを起こさず、冷静に自分の頭で判断するための科学的トピックが満載です。
レビュー(60件)
ワクチンについての情報に色々と踊らされそうになっていた時に読んだ一冊。 対話形式でとても読みやすかったです。 変にあおったり脅かしたりせずに根拠のある事実を示してくれているのが良かったです。 読み終えて、両親にも贈りました。
ワクチン接種前に読むべきです。
素晴らしい本です。COVID19について、何がわかっていて、何がわかっていないのか。なぜワクチンが必要か、ワクチンを投与する前に知っておきたいこと、わかりやすく書かれています。今本当にお勧めです。
編集者さんとの会話形式なので、とても読みやすいです。新型コロナウイルス・ワクチンについて、理解を深めることができました。そして肝は最終章~あとがきです。今後の人生もあらゆる情報をどう取捨選択し咀嚼していくか…。読み終わった後に著者の温かい思いやりに感動しました。是非一度お読みになって頂きたい一冊です!
興味深いタイトルに惹かれて購入いたしました。
ニュートラル、中立
最近話題のコロナとワクチンの話題ですが、いろいろなバイアスがかかった意見や本が多いです。 しかし、本書は極めて中立で、事実とこれまでの実績ベースの確実な話は断言するものの、未知のものに対しては正直に誰しもが未経験であって評価不能であることを断言しています。もっともですが、世間は勇み足だったり、自身の信仰・偏見・願望・周りからの圧力などによって、事実を超越した話が大勢となっています。 本書はすっきりした回答を与えるわけでもなく、導くわけでもなく、事実はこうだけれど、それをどう判断するかは自分次第です、と、宙ぶらりんニュートラルに据えるイメージです。 すっきり感を得たい人にはお勧めできませんが、誰かの意見や偏見を押し付けられるのが嫌いであればぴったりだと思われます。最終的には良くも悪くも自己責任という話にもなりますが・・・未曾有の事態なのだから、誰も正解を持っていない、ということに尽きます。