大学のゼミで教材として使用しました。 このようなことを考える良いきっかけになりました。 良書です。,超電導技術という輝かしい世界の中で生じた驚くべき捏造事件。性善説が原則のアカデミズムの中で、捏造によって名をあげようと思えば、いとも簡単であることは昔から分かっていたが、研究者のプライドがそれを許さなかったはず。元研究者の端くれだった自分としても、理解はできるが、悲しい悔しい事件の顛末。,超伝導でノーベル賞目前といわれたシェーンの論文ねつ造に関するドキュメンタリーでインパクトが強く一気に読んでしまいました。,太陽の下、新しきは無し。 本書にもあるが、つい最近某韓国で大騒ぎになり、日本でもちょこちょこ小さい話が浮かんでは消えの話題です。構図はどこでも同じ。 高校の教科書でもあった「ミリカンの実験」も実態は捏造に近いであったとか(本書にはないが自分の理論に都合のいい結果だけ抜き出して論文にしたという話がある)。本書にもあるように捏造(妄想)と「世紀の大発見」は紙一重にあることも確かです。 とはいえ、本書にもあるように本件のプロジェクトリーダが責任逃れを続けていることについては納得のいかないことです。これもこの件に限らず、ですが。
レビュー(51件)
大学のゼミで教材として使用しました。 このようなことを考える良いきっかけになりました。 良書です。
超電導技術という輝かしい世界の中で生じた驚くべき捏造事件。性善説が原則のアカデミズムの中で、捏造によって名をあげようと思えば、いとも簡単であることは昔から分かっていたが、研究者のプライドがそれを許さなかったはず。元研究者の端くれだった自分としても、理解はできるが、悲しい悔しい事件の顛末。
超伝導でノーベル賞目前といわれたシェーンの論文ねつ造に関するドキュメンタリーでインパクトが強く一気に読んでしまいました。
太陽の下、新しきは無し。 本書にもあるが、つい最近某韓国で大騒ぎになり、日本でもちょこちょこ小さい話が浮かんでは消えの話題です。構図はどこでも同じ。 高校の教科書でもあった「ミリカンの実験」も実態は捏造に近いであったとか(本書にはないが自分の理論に都合のいい結果だけ抜き出して論文にしたという話がある)。本書にもあるように捏造(妄想)と「世紀の大発見」は紙一重にあることも確かです。 とはいえ、本書にもあるように本件のプロジェクトリーダが責任逃れを続けていることについては納得のいかないことです。これもこの件に限らず、ですが。