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【いま、日本人が一番心配している問題にズバリ答える一冊】 年収800万円でも危ない! 1億総「老後危機」時代を迎えつつある今、老後の不安から身を守るために知っておくべき知識と対策とは? 定年後、お金に困らないためのポイントをやさしく解説する。 世の中には、老後の不安を煽る本や雑誌が溢れています。「老後は1億円必要だ」などと言われれば、多くの人が不安になるでしょう。 もちろん、老後は長いですし、何が起きるかわかりませんから、能天気に安心しているわけにはいきませんが、かと言って、いたずらに不安に怯えていても仕方ありません。(中略)本書は、主な読者層として投資や資産運用に不慣れな人を念頭に置き、「難しいことを考えずに、書かれてあるとおりに行動すれば老後のリスクが減らせる」という守りのマニュアルを目指しました。したがって、不慣れな人でも、まずはマニュアルどおりにやってみればなんとかなります。もちろん、マニュアルどおりではつまらない人もいるでしょうから、そういう人のためには初心者が気を付けるべきことや、知っておくべき投資関連の基礎知識なども記しておきました。(「はじめに」より抜粋) 第1章 老後に対する心がまえ 第2章 公的年金の基本を押さえる 第3章 運用対象の基礎知識 第4章 資産運用の具体例 第5章 機動的な運用の留意点 第6章 その他の留意点 第7章 家族の幸せを考えた終活
レビュー(8件)
政府や業者と違い、率直な内容に好感
老後の資金確保は、誰にとっても切実な問題であるが故に、とても興味のあるところであったが、これまで目にした本は、妙に楽観的(政府系)だったり、極めて悲観的かつ非現実的(金融機関、FP等)であったため、「いったいどうしたらいいの」という感が強かった。本書は、ある意味普通の家計の目線で、必要水準を示すとともに、個人的に対応可能な対策についていくつかの選択肢を示している点で、良心的であると思う。そもそも老後どの程度の生活をしたいか、どこまで生きると想定しているかが人それぞれであるなか、最大公約数的な内容は書きにくいと言うのは理解できるので、その中でも結構うまく書けた内容だと思う。