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まやかしの数字を用いたプロパガンダ言説を、 豊富な図表を用いて論破する! 「日本の借金は1000兆円以上もあり財政破綻間近である」というウソ 。 「日本の人口は8800万人にまで減少し日本経済が衰退する」というウソ。 「財政再建のため、社会保障の財源が足りないから、消費増税するしかない」というウソ。 「年金制度は崩壊する」というウソ・・・・・・等々。 世の中にはフェイクニュースや的外れな議論が溢れている。 思い込み、というのは人によってずいぶん違うらしいが、そもそも筆者の頭の中には思い込みというものが存在しない。何かを論じるときは長期間のデータや海外の事例などを見るから、思い込むという感覚が正直よくわからない。 筆者は運命すらもすべて確率で考えるから、そのときの運なのか、そうでなければ何%の確率で起こったのかと考える。 大学では数学を専攻し、数量分析を使えば現状を的確に把握できるし、将来すら予測できる。 なぜなら、ある事柄について、その始まりから終わりまでの過去の経緯と、理想的にはG20、最低でもG7加盟国分の海外の具体的事例でファクトを集めれば、どの時代、どの地域にも共通する普遍的なルールが自然と見えてくるからだ。そうすれば時間的な広がりを持つ縦軸と空間的な広がりを持つ横軸が通った、強い論考が生まれてくる。 「そんなことは当たり前だ」と思われるかもしれないが、世の中にはこの当たり前のことができる人がほとんどいないのだ。
レビュー(7件)
著者は・・
FACTに基づいて思考していく。 その論理が、スムーズで気持ちが良い。 ただ、私の頭では付いていけない箇所がある。 ある程度の基礎知識と数字に関する強さが 必要だと感じました。 著作の他書も挑戦しようかな?
川を上り、海を渡れ
川を上り、海を渡れ。著者が大蔵省の先輩から教わった、方法論。 最新時事物が多い著者だが、本書は時事問題を取り上げながらも時代に流されない。 著者の数ある新書のベスト3に入りる。高校生からベテラン社会人まで、読者を問わない。
配送されました。ありがとうございます。楽しみに使いたいと思っています。