平成の低成長、低成長と言うよりゼロ成長。原因をひとくくりに短絡化すれば昭和システムからの転換の失敗ではないか。そして正犯は、新しいものにチャレンジせず、昭和の成功体験から抜け出せなかったおじさんたちでは。思うと心当たりは多々あるが。本書に期待したのは、昭和おじさん社会の弊害。しかし、中身は格差拡大に関する恨み節であった。新聞報道される内容等を連ね憂うのだが、階級闘争史観ではないが、問題の核心や解決策に触れるものでは無かった。タイトルは編集者が付けたのだろうが、中身に見合うものを願いたいです。着想の豊かさはタイトルだけでした。
川を上り、海を渡れ。著者が大蔵省の先輩から教わった、方法論。 最新時事物が多い著者だが、本書は時事問題を取り上げながらも時代に流されない。 著者の数ある新書のベスト3に入りる。高校生からベテラン社会人まで、読者を問わない。
戦争は、勝つことではなくて、負けないことが重要だ。他国に武力をもって干渉しない我が国にとっては断言できる。それ由、負け戦である先の大戦を研究することに意義がある。いかにして日本は負けたのかという疑問い関して、本書は一次資料に基づく確実な情報を提供してくれるものとして評価する。 著者の、こうに違いが無いという推察の部分と、一次資料をそのままに記述した部分が半々あるが、それを承知で読むべきだ。いかにして日本は負けたのかという疑問を本書は解決してくれるものでは無いが、確実に目標に一歩前進させてくれる良書であると、私は思う。
怒涛の世紀、炎熱の世紀と著者の長編小説は、私の通勤の友。 本作は一話完結と思いきや、第二作「謀殺同盟」が刊行。 公安警察シリーズが、あと何作続くかは分かりませんが、しばらくは楽しめると喜んでいるところ。 読者としては月イチペースだと有難い。また、はまりそうだ。
シリーズで一番好きなのは、やっぱり江戸時代編です。平成時代編は悪くは無いんです。いい作品ではありますが、虎ノ門ニュースはじめネット番組で著者が語るところと重複し、初めてお目にかかる感動が無いんですね。著者の言うことと、書くことにブレがない証でもあるわけですが。 考えると本書は完結編で結論ではないかと思うのです。著者は本作を理解させんがため、歴史の河を遡上し渡来銭から語ったのではないか、そんなふうに思うのです。原点であり終点でもあるんじゃないでしょうか。 統計グラフが多く、ここは好感です。読者に貨幣とは何だろうかという疑問を触発し、考える素材をしっかり提供してくれる。いい作品です。
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コロナショックと昭和おじさん社会
平成の低成長、低成長と言うよりゼロ成長。原因をひとくくりに短絡化すれば昭和システムからの転換の失敗ではないか。そして正犯は、新しいものにチャレンジせず、昭和の成功体験から抜け出せなかったおじさんたちでは。思うと心当たりは多々あるが。本書に期待したのは、昭和おじさん社会の弊害。しかし、中身は格差拡大に関する恨み節であった。新聞報道される内容等を連ね憂うのだが、階級闘争史観ではないが、問題の核心や解決策に触れるものでは無かった。タイトルは編集者が付けたのだろうが、中身に見合うものを願いたいです。着想の豊かさはタイトルだけでした。
FACTを基に日本を正しく読み解く方法
川を上り、海を渡れ。著者が大蔵省の先輩から教わった、方法論。 最新時事物が多い著者だが、本書は時事問題を取り上げながらも時代に流されない。 著者の数ある新書のベスト3に入りる。高校生からベテラン社会人まで、読者を問わない。
日米開戦 陸軍の勝算
戦争は、勝つことではなくて、負けないことが重要だ。他国に武力をもって干渉しない我が国にとっては断言できる。それ由、負け戦である先の大戦を研究することに意義がある。いかにして日本は負けたのかという疑問い関して、本書は一次資料に基づく確実な情報を提供してくれるものとして評価する。 著者の、こうに違いが無いという推察の部分と、一次資料をそのままに記述した部分が半々あるが、それを承知で読むべきだ。いかにして日本は負けたのかという疑問を本書は解決してくれるものでは無いが、確実に目標に一歩前進させてくれる良書であると、私は思う。
ソトゴト 公安刑事
怒涛の世紀、炎熱の世紀と著者の長編小説は、私の通勤の友。 本作は一話完結と思いきや、第二作「謀殺同盟」が刊行。 公安警察シリーズが、あと何作続くかは分かりませんが、しばらくは楽しめると喜んでいるところ。 読者としては月イチペースだと有難い。また、はまりそうだ。
経済で読み解く日本史6 平成時代
シリーズで一番好きなのは、やっぱり江戸時代編です。平成時代編は悪くは無いんです。いい作品ではありますが、虎ノ門ニュースはじめネット番組で著者が語るところと重複し、初めてお目にかかる感動が無いんですね。著者の言うことと、書くことにブレがない証でもあるわけですが。 考えると本書は完結編で結論ではないかと思うのです。著者は本作を理解させんがため、歴史の河を遡上し渡来銭から語ったのではないか、そんなふうに思うのです。原点であり終点でもあるんじゃないでしょうか。 統計グラフが多く、ここは好感です。読者に貨幣とは何だろうかという疑問を触発し、考える素材をしっかり提供してくれる。いい作品です。