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シリーズ「子どもの気持ちを知る絵本」は、不登校(1)や家庭不和(2)、発達のかたより(3)などの理由で、元気でいられなくなってしまった子どもたちの気持ちを描いています。絵本を通して読むことで、子どもたちとのかかわりのヒントを見つけられるよう構成しています。本書が、子どもたちが「私は大丈夫」と感じられるよう、生き生きと過ごすことができるようになるきっかけとなれば幸いです。 【あらすじ】──発達の進み方は、早いところや遅いところ、得意なところや苦手なところが人によって違います。主人公タクは、その得意苦手の差がとても大きいところがあります。「発達凸凹」とこの絵本では表現しています。タクは教室での話し声や、給食のにおいがとても気になってしまい、みんなと同じように過ごすことができません。また、そのことをうまく言葉にできないので、お母さんや先生に怒られてしまいました。感覚の過敏からくる苦手に気づいた学童の先生が、お母さんに声をかけます。苦手があることに気がついたお母さんは、「大きな音」「服のチクチク」といったタクの苦手をいっしょに探検してくれました。
レビュー(10件)
感覚過敏理解のために
感覚過敏の当事者の方が書いた絵本でした。とてもわかり易く、子どもたちの感覚過敏理解のために読み聞かせをしながら使わせてもらいました。大人向けに補足説明もあり、私自身そうなのかと思うことも多かったです。読んで良かったと思う絵本でした。
これまで健診や受診では異常なく、大病にかかることもなかった息子ですが、離乳食の頃から偏食と便秘が続いていて、ありとあらゆる対策をしても、保育園に通うようになっても改善せず悩んでいました。 この本を読んで、光が差したような気持ちになりました。 同じように悩んでいる人にぜひお勧めしたい本です。
とても良い本です。感覚過敏は一日でも早く理解してあげることが、お子様にとっても親御さんにとっても大切だと思います。 びっくりするくらい昔から悩んでいた子供の行動が理解出来ました。
感覚過敏のたいへんさと付き合い方を視覚的
過敏を持たない大半の人には気づけない 本人も自分が特別に過敏だと知らないで言語化できない感覚を絵本にしています。 謎の行動も理解できる 「そのことが苦手だったんだね」 と理解した後はみんなで苦手探し こういう大人に囲まれた環境で育つことは幸せだと思います。 前半が絵本、後半は各絵で描いたことの意図や根拠の解説です。
これは良いです。
子供の苦手な事が分かった事で、親として対処の仕方など。絵本みたいだけど、後ろの方には大人が読む為に発達障害の子の苦手な事など詳しく説明してあり、勉強になりました。