自然界の力を操作する魔法のようなものの方法論的なところが面白かった。数式のように組み合わせたり、それを刺青として体に彫って使ったり、そもそも式を必要としない特異なものがいたり。期待以上の面白さだったのでうれしい誤算です。続編やこの作者の他の作品にも興味がわきました。,世界観が素敵で凄く引き込まれた。丹導術という術式を用いて水や風を操作するのだが、科学的な解説がついていて、よくある「魔法だからなんでもあり」ではなく、納得感があるところがいい。 森の奥に棲む水蜘蛛族や、砂漠の民など、主要キャラが全員魅力的なところもいい。良く言えば主要キャラ全員が主役になれそう。その分、誰かに感情移入しながら読み進めてしまうと、書き込み不足となり消化不良をおこしそう。主役のいない群像劇といったところか。 スピード感もあり、テンポ良く進んでいく。冗長な部分もなかったように思う。もう少し余韻があってもいいかなと思うが、これは好みの問題か。 続編があったらぜひ読みたいと思っていたところ、近々出るようなので楽しみだ。消化不良の推しキャラが出てくると嬉しいな。
レビュー(21件)
丹導学
自然界の力を操作する魔法のようなものの方法論的なところが面白かった。数式のように組み合わせたり、それを刺青として体に彫って使ったり、そもそも式を必要としない特異なものがいたり。期待以上の面白さだったのでうれしい誤算です。続編やこの作者の他の作品にも興味がわきました。
楽しく読めた!
世界観が素敵で凄く引き込まれた。丹導術という術式を用いて水や風を操作するのだが、科学的な解説がついていて、よくある「魔法だからなんでもあり」ではなく、納得感があるところがいい。 森の奥に棲む水蜘蛛族や、砂漠の民など、主要キャラが全員魅力的なところもいい。良く言えば主要キャラ全員が主役になれそう。その分、誰かに感情移入しながら読み進めてしまうと、書き込み不足となり消化不良をおこしそう。主役のいない群像劇といったところか。 スピード感もあり、テンポ良く進んでいく。冗長な部分もなかったように思う。もう少し余韻があってもいいかなと思うが、これは好みの問題か。 続編があったらぜひ読みたいと思っていたところ、近々出るようなので楽しみだ。消化不良の推しキャラが出てくると嬉しいな。