伊坂幸太郎さんの本は楽しめる作品と苦手な作品と分かれるのですが、この本は楽しめてあっという間に読んでしまいました。,7つの短編集で一つ一つがつながっているようでつながっていません。 また独立した話が最後に1つに集約し、読者をあっと言わせるようなオチがあると思っていましたが、それもありません。 でも、伊坂幸太郎らしいユーモアと洗練された文章は健在ですらすらと読めました。,この本では「グラスホッパー」に登場する首折り男や、「ラッシュライフ」に出てくる黒澤が登場します。 個人的にここ5年ほどの作品よりは「グラスホッパー」くらいの頃の作品が好きなので、その頃の雰囲気で始まってワクワクしました。 それは首折り男が主人公(または関連者)として語れる物語の短編いくつかで、「首折り男のための協奏曲」とは首折り男にまつわる短編で構成されるからか~と思っていました。 そうしたら途中から黒澤さんが主人公(または関連者)となり、少し毛色の違う描き方。 ふむふむ、この本は元々短編として独立した物語7作品をまとめた本であるようです。 黒澤さんも伊坂作品の登場人物としては好きなキャラクターであるので、またの出会いにワクワク。 好きな頃の書き方とはまた違うのですが、後半の短編でも伊坂作品ならではの書き方にあふれていて、伊坂作品の特徴を堪能できました。 最後の短編では再度首折り男が話に登場し、また黒澤さんの「ラッシュライフ」のエピソードともリンクしており、「協奏曲」に繋がる終わり方で、さすが伊坂幸太郎らしい着地点に拍手!,首折り男の話でもあり、黒澤(伊坂幸太郎さんの小説に出てくる黒澤と云えば、あの黒澤ですよ)も出てくる短編小説です。 伊坂幸太郎さんらしい、ストーリー展開と面白さに溢れています。 是非どうぞ!!,首おろ男とその男に似ている男の生き方が描かれている作品となっています。はたして結末がどうなっているのかは読んでみての楽しみとしてくださいね。伊坂さんのファンなので楽しみながら読めました。ファンの人なら読んでおくべきものでしょうね。
レビュー(309件)
伊坂幸太郎さんの本は楽しめる作品と苦手な作品と分かれるのですが、この本は楽しめてあっという間に読んでしまいました。
7つの短編集で一つ一つがつながっているようでつながっていません。 また独立した話が最後に1つに集約し、読者をあっと言わせるようなオチがあると思っていましたが、それもありません。 でも、伊坂幸太郎らしいユーモアと洗練された文章は健在ですらすらと読めました。
伊坂幸太郎らしさ満載
この本では「グラスホッパー」に登場する首折り男や、「ラッシュライフ」に出てくる黒澤が登場します。 個人的にここ5年ほどの作品よりは「グラスホッパー」くらいの頃の作品が好きなので、その頃の雰囲気で始まってワクワクしました。 それは首折り男が主人公(または関連者)として語れる物語の短編いくつかで、「首折り男のための協奏曲」とは首折り男にまつわる短編で構成されるからか~と思っていました。 そうしたら途中から黒澤さんが主人公(または関連者)となり、少し毛色の違う描き方。 ふむふむ、この本は元々短編として独立した物語7作品をまとめた本であるようです。 黒澤さんも伊坂作品の登場人物としては好きなキャラクターであるので、またの出会いにワクワク。 好きな頃の書き方とはまた違うのですが、後半の短編でも伊坂作品ならではの書き方にあふれていて、伊坂作品の特徴を堪能できました。 最後の短編では再度首折り男が話に登場し、また黒澤さんの「ラッシュライフ」のエピソードともリンクしており、「協奏曲」に繋がる終わり方で、さすが伊坂幸太郎らしい着地点に拍手!
わたしとしては“黒澤”の方が気になる
首折り男の話でもあり、黒澤(伊坂幸太郎さんの小説に出てくる黒澤と云えば、あの黒澤ですよ)も出てくる短編小説です。 伊坂幸太郎さんらしい、ストーリー展開と面白さに溢れています。 是非どうぞ!!
生きかた
首おろ男とその男に似ている男の生き方が描かれている作品となっています。はたして結末がどうなっているのかは読んでみての楽しみとしてくださいね。伊坂さんのファンなので楽しみながら読めました。ファンの人なら読んでおくべきものでしょうね。