過去に自分が関わった事件と、新たな事件とは関係があるのか。お遍路を通して、主人公が警察官になってから退職するまでの人生にあった様々な出来事、そしてこれから。最初から最後まで引き付けられました。熱血さが良かったです。とっても濃い内容で、読み応えがありました。構成がしっかりしていて、よく出来ているなと思いました。著者の作品は初めて読んだのですが、他の作品も読みたくなりました。,柚木裕子さんの本をいつも楽しみにしていますから、今から楽しみです。 いつも読み出すと、止まらないぐらいに面白くすごく楽しみです。,佐方シリーズから入門した柚月裕子作品。やはり検事、弁護士、刑事といった _ 事件に絡む人間模様 _ を描くことに矜持ある作者の思いが詰まった1品。 老いて退職した元刑事が、ようやく時間を持てたことで妻との約束「お遍路」を進めていく過程で、過去の因縁の未解決事件を徐々に紐解いていくというストーリーテリングは、映像にすると地味かも知れませんが読み応えとしては充分。 面白かったです。,初めて読む作家に期待しました。ストーリーの物足りなさ、読んで途中で飽きてしまいました。好みでは無かった。,警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。 * 主人公・神場智則の何度もみる悪夢からこの物語がはじまる。妻・香代子と四国八十八ヶ所遍路旅を回りながら、神場の苦悩の原因、この夫婦のこれまで、娘の生い立ち、過去と現在の少女誘拐事件の捜査と結末が紐解かれていく。『それから。。。』引き込まれる面白さで、一機読みでした。 最後のページ、「。。。慈雨だ。神場は香代子を見た。香代子も神場を見た。瞳を交わしたまま、自然と手を取り合う。結願寺は、すぐそこだ。」、この終わり方、印象的でした。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:柚月裕子[ユズキユウコ] ・略歴:1968年岩手県生まれ。2007年「待ち人」で山新文学賞入選、やましん文芸年間賞天賞受賞。'08年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。'13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。'16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。 ・出版:集英社 ・発売:2019月5月(第2刷) ・ページ数:406p ■これまでに購読した柚月裕子の著書 ・最後の証人(第7刷) ・検事の本懐(第6刷) ・検事の死命(第4刷) ・孤狼の血 ・朽ちないサクラ ----- ◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
レビュー(337件)
過去に自分が関わった事件と、新たな事件とは関係があるのか。お遍路を通して、主人公が警察官になってから退職するまでの人生にあった様々な出来事、そしてこれから。最初から最後まで引き付けられました。熱血さが良かったです。とっても濃い内容で、読み応えがありました。構成がしっかりしていて、よく出来ているなと思いました。著者の作品は初めて読んだのですが、他の作品も読みたくなりました。
柚木裕子さんの本をいつも楽しみにしていますから、今から楽しみです。 いつも読み出すと、止まらないぐらいに面白くすごく楽しみです。
佐方シリーズから入門した柚月裕子作品。やはり検事、弁護士、刑事といった _ 事件に絡む人間模様 _ を描くことに矜持ある作者の思いが詰まった1品。 老いて退職した元刑事が、ようやく時間を持てたことで妻との約束「お遍路」を進めていく過程で、過去の因縁の未解決事件を徐々に紐解いていくというストーリーテリングは、映像にすると地味かも知れませんが読み応えとしては充分。 面白かったです。
ひきこまれなかった
初めて読む作家に期待しました。ストーリーの物足りなさ、読んで途中で飽きてしまいました。好みでは無かった。
引き込まれる面白さ
警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。 * 主人公・神場智則の何度もみる悪夢からこの物語がはじまる。妻・香代子と四国八十八ヶ所遍路旅を回りながら、神場の苦悩の原因、この夫婦のこれまで、娘の生い立ち、過去と現在の少女誘拐事件の捜査と結末が紐解かれていく。『それから。。。』引き込まれる面白さで、一機読みでした。 最後のページ、「。。。慈雨だ。神場は香代子を見た。香代子も神場を見た。瞳を交わしたまま、自然と手を取り合う。結願寺は、すぐそこだ。」、この終わり方、印象的でした。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:柚月裕子[ユズキユウコ] ・略歴:1968年岩手県生まれ。2007年「待ち人」で山新文学賞入選、やましん文芸年間賞天賞受賞。'08年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。'13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。'16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。 ・出版:集英社 ・発売:2019月5月(第2刷) ・ページ数:406p ■これまでに購読した柚月裕子の著書 ・最後の証人(第7刷) ・検事の本懐(第6刷) ・検事の死命(第4刷) ・孤狼の血 ・朽ちないサクラ ----- ◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%