駿府の城構えを進める二郎三郎。もはやこの巻では彼の名字を呼ぶことはなくなった。もう本物か影武者か、どちらでも良いくらいの存在感があるのだ。将軍・秀忠と柳生宗矩の暗殺計画を見事にかわす二郎三郎軍団だからこそ、さらに秀忠の怨みが増幅し、緊張感が高まっていく。計略により駿府に残置された形になった柳生忍び60人の殲滅作戦は、柳生の道統を継ぐ兵庫助による厳しく悲しいものだった。六郎とおふうの間に子ができた。青蛙の藤左と二郎三郎に瓜二つの伴天連・ソテーロの登場。最後は後陽成天皇弑逆の危機が出来し、下巻に続く。,家康になってからの二郎三郎が人間としての生きがいを感じる姿、喪う恐さを知った姿に好感をもちました。 「家康」という名の権力があるからですが、それでも守るものがある人間は強いな、と感じました。,いつものことですが、隆さんの作品はイッキ読みです。,買い物のテーマにも書きましたが探していた本なのでやや嬉しい。,今やパチンコや漫画で有名な「花の慶次」の脚本をした隆 慶一郎氏の作品。 徳川家康が関が原以降影武者だったという話。 影武者がいかにして太平の世にし、また長期にわたる江戸幕府の礎を築けたのか・・・ 歴史に疎い自身でも、わかりやすいし、読みやすい。 頼もしくまた、魅力的な人物像に、読書が進みました。
レビュー(52件)
駿府の城構えを進める二郎三郎。もはやこの巻では彼の名字を呼ぶことはなくなった。もう本物か影武者か、どちらでも良いくらいの存在感があるのだ。将軍・秀忠と柳生宗矩の暗殺計画を見事にかわす二郎三郎軍団だからこそ、さらに秀忠の怨みが増幅し、緊張感が高まっていく。計略により駿府に残置された形になった柳生忍び60人の殲滅作戦は、柳生の道統を継ぐ兵庫助による厳しく悲しいものだった。六郎とおふうの間に子ができた。青蛙の藤左と二郎三郎に瓜二つの伴天連・ソテーロの登場。最後は後陽成天皇弑逆の危機が出来し、下巻に続く。
家康になってからの二郎三郎が人間としての生きがいを感じる姿、喪う恐さを知った姿に好感をもちました。 「家康」という名の権力があるからですが、それでも守るものがある人間は強いな、と感じました。
いつものことですが、隆さんの作品はイッキ読みです。
探していた本
買い物のテーマにも書きましたが探していた本なのでやや嬉しい。
隆 慶一郎氏の作品。
今やパチンコや漫画で有名な「花の慶次」の脚本をした隆 慶一郎氏の作品。 徳川家康が関が原以降影武者だったという話。 影武者がいかにして太平の世にし、また長期にわたる江戸幕府の礎を築けたのか・・・ 歴史に疎い自身でも、わかりやすいし、読みやすい。 頼もしくまた、魅力的な人物像に、読書が進みました。