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動きがぎこちなく手先が不器用 集団行動や行事への参加を嫌がる 落ち着きがなく動き回る こんな園児はいませんか? もしかしたら、こうした行動の背景には、感覚の育ちの偏りや弱さがあるのかもしれません。 「感覚統合」とは、触覚、平衡感覚、固有覚といった、「適応力」を育てるための感覚の発達を通して子どもの姿や行動を理解しようとするものです。 本書では、発達の遅れが気になる子どもへの理解と対応について、感覚統合の視点から解説します。保育者が知っておきたい感覚についての基本的な知識と、園で実践できる感覚発達を促す遊びのプログラムをイラストも交えながら紹介しています。 感覚統合の基礎から応用までを「知って」「振り返って」「実践する」の3ステップでわかりやすく解説します。 【目次】 1章 子どもが見せる「なぜ」を知るために 今、保育の現場で起きていること 感覚統合と適応力 2章 感覚統合 これだけは知っておこう 感覚統合で重視する3つの感覚 本能に強く関わる「触覚」 体のバランスに関わる「平衡感覚」 筋肉や関節の動きを感知する「固有覚」 自分の体に対する実感「ボディ・イメージ」 3章 園生活での気になる姿 その読み取り 関わりづらい、身支度がうまくできない、食事でのつまずきが多い、睡眠・排せつに問題がある、集団活動でのつまずきがある、固定遊具・運動用具を使ったあそびが苦手、お遊戯・リズム運動が苦手、造形活動が苦手、行事に参加できない、そのほか気になる行動がある 4章 よき実践者となるために 専門性・プロの力量を高めるために 子どもアセスメントの進め方 5章 保育の中で…楽しくあそんでアプローチ 触覚のつまずきへのアプローチ タッチング/伝言ゲーム/ふれあいあそび/生活習慣も楽しく/いろいろな感触を体験 平衡感覚のつまずきへのアプローチ 速度(上下、前後、回転)をつけて/揺れる&進むあそび/回るあそび/見るあそび ボディ・イメージの未発達&固有覚のつまずきへのアプローチ 感覚系プログラム/運動系プログラム/固定遊具でいろいろな動き/トンネルくぐり/ボール送り/動物まねっこ/寝転がってストレッチ/お部屋で全身運動/写し絵・なぞり絵/○○はどこ?/手先を使ったあそび/生活習慣・お手伝いの中で
レビュー(9件)
発達障害の子供の行動が理解出来る本でした!とても勉強になりました。事例も書いてあり、分かりやすかったです!
子どもたちの感覚について勉強したいと思います。
わかりやすかったです♪
研修で講師の方がわかりやすいと紹介されていて購入しました。同じ方が書かれた本を持っていますが、こちらは本当にわかりやすい内容で参考になりそうなところがたくさんありました !保育士の方におすすめです😊
仕事ですすめられました。店頭にはなくて、注文しても、時間がかかるので、助かりました。
感覚統合を勉強したいと思った時に1番に読むと良い本です。 同僚が教えてくれ購入しました。