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日本初のパンダ・エッセイ集! ジャイアントパンダのカンカン、ランランの来日から45年目の今年、上野動物園でシャンシャンが誕生した。本書ではいち早くシャンシャンをめぐる黒柳徹子×土居利光×廣田敦司(上野動物園パンダ班班長)の座談会を特別収録! 現役飼育担当者が初めて明かす、出産と成長秘話、驚きの母子の絆とは。不思議がいっぱいの生態からパンダの未来まで、熱く語り合う。 パンダの何が私たちを魅了するのか? 第一章パンダを愉しむーー浅田次郎、高畑勲、ヒガアロハ、出久根達郎ほか、各界のパンダファンが、偏愛エッセイを書き下ろす。 第二章パンダを知るーー1972年に飼育員が初めて接した驚きと興奮とは。さらに、上野動物園・アドベンチャーワールド・王子動物園の歴代飼育員が、試行錯誤の過程で知ったパンダの意外な姿とは。妊娠・出産・子育ての感動エピソード。 第三章パンダを守るーー「日本パンダ保護協会」と「中国パンダ保護研究センター」の代表が、日中の取り組みと協力体制、パンダへの深い思いを書き下ろす。 歴代パンダとシャンシャンの貴重写真&図版52点掲載! ファン必読の永久保存版。 第1章 パンダを愉しむ 北京の大熊猫 浅田次郎(作家) 『たれぱんだ』誕生秘話 末政ひかる(キャラクターデザイナー) クマネコと書いてパンダとは…… ヒサクニヒコ(漫画家・イラストレーター) 大切な忠告 岡田利規(演劇作家・小説家) パンダを描いてみたい ヒガアロハ(漫画家) 『パンダコパンダ』--宮崎駿と私の仕事の原点 高畑勲(アニメーション映画監督) 熊猫家族 温又柔(作家) 毎日パンダ二〇〇〇日 高氏貴博(パンダウォッチャー) パンダの賀状 出久根達郎(作家) 第2章 パンダを知る 【対談】日本にパンダがやってきた(一九七二年の対談) 黒柳徹子×中川志郎(元上野動物園飼育課長) 飼育日誌 パンダと暮らした一か月 中川志郎 トントンのお母さんは子育てじょうず 増井光子(元上野動物園獣医) トントン誕生! 佐川義明(元上野動物園飼育課) 空飛ぶパンダ、リンリン逝く 小宮輝之(元上野動物園長) リンリンと過ごした時間 倉持浩(元上野動物園パンダ班) パンダだけの返事 遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授) パンダの“草食系”に違和感 福岡伸一(生物学者) 日本初ふたごパンダ出産 山中倫代(アドベンチャーワールド) 熊川智子(アドベンチャーワールド) 神戸にパンダがやってきた 奥乃弘一郎(王子動物園専門員) ジャイアントパンダ考現論 土居利光(前上野動物園長) パンダの選び方 福田豊(上野動物園長) 第3章 パンダを守る 日本パンダ保護協会の活動 斉鳴(日本パンダ保護協会事務局長) 四川大地震を乗り越えて 張志忠(中国パンダ保護研究センター党書記) 【座談会】上野動物園でシャンシャンが誕生! --パンダの未来へ 黒柳徹子(日本パンダ保護協会名誉会長)×土居利光(前上野動物園長・日本パンダ保護協会会長)×廣田敦司(上野動物園パンダ班班長)
レビュー(10件)
タイトル『読むパンダ』…??って思いながらも 表紙の画像を目にして 「あっ!リーリーだぁ~!」ってなって (裏表紙はくつろぐ横顔リーリーで 帯はピンクがかったシャンシャンでした) 購入してみました。 読むパンダでした。 上野動物園の歴代パンダちゃんの名前を 記憶しているので 当時のそれぞれのパンダちゃんの状況を知れて そうだったんだこんなだったんだって 当時の自分はどうしてたとか 思い出しながら読んでいました。 そしてカンカンは大好きな人が生まれる1年前 ランランは私が生まれた2年後に 中国四川省の山脈で生まれたのだと知り パンダと人間の年齢の重ね方の差はあるけど 同世代だったんだなって更に親近感が湧きました。 四川大地震は当時テレビのニュースで パンダ基地の崩れた岩山を観ただけでしたが 現場では飼育員さんと職員さんが2組に分かれ 命がけで来園者の避難とパンダ達の救助をしていて もし私が飼育員さんだったらと考えてしまいます。 オカメインコを飼っているので 東日本大震災の時は鳥さんをケースごと抱きかかえ 確かに咄嗟に自分の事より鳥さんだったなって…。 ”パンダを知る”の章の解剖のお話も 興味深かったです。
じっくり読める本
歴代のパンダちゃんが日本にやって来るお話、たくさんの愛情やご苦労があったり、黒柳さんや飼育員さんの対談から初めて知る裏話などパンダちゃん好きにはたまらない一冊です♪ 表紙の中の後ろ姿のパンダちゃんも可愛いです♪