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世界最古の長編小説ともいわれる『源氏物語』は、平安時代の宮廷を舞台に展開される主人公・光源氏と女性たちの恋愛模様を描いた物語で、今もなお多くの人に愛読される日本文学の古典である。だが、全54帖という長編ゆえに最後まで読み通すのは大変困難な作品であることでも知られている。本書はこの大長編小説『源氏物語』のあらすじと、作者・紫式部の人と生涯を図版と地図を豊富に用いながらわかりやすく解説した『源氏物語』の入門書である。 (本書の構成) 第1部 紫式部とその時代 〔第1章〕平安時代の後宮生活 〔第2章〕紫式部の生涯 第2部 押さえておきたい『源氏物語』 〔第3章〕光源氏の青年時代ー恋の旅路を歩む貴公子 〔第4章〕栄華の頂点ー位人臣(くらいじんしん)を極めた光源氏 〔第5章〕宇治十帖ー光源氏亡き後の世界 【監修者】竹内正彦 1963年長野県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。群馬県立女子大学文学部講師・准教授、フェリス女学院大学文学部教授等を経て、現在、國學院大學文学部日本文学科教授。専攻は『源氏物語』を中心とした平安朝文学。著書に『源氏物語の顕現』(武蔵野書院)、『源氏物語発生史論ー明石一族物語の地平ー』(新典社)、『2時間でおさらいできる源氏物語(だいわ文庫)』(大和書房)、『図説 あらすじと地図で面白いほどわかる!源氏物語(青春新書インテリジェンス)』(青春出版社、監修)、『源氏物語事典』(大和書房、共編著)ほか。
レビュー(6件)
NHKの大河ドラマは今まで興味が無かったのですが、「光る君へ」が面白くて、もっと理解したいとこちらの本を購入しました。図解で子供でもわかりやすく説明されているので楽しかったです。
昔から源氏物語は好きで、いろいろな方の現代語訳を読んでいましたが、昨今の源氏物語ブーム(紫式部ブーム)(?)もあり、あらためて源氏物語が読みたくなりました。昔ほど根気がなくなったので、このような図解は助かります。源氏物語は登場人物が多いことと、出世して名前が変わってしまうなど、誰が誰やら分かりにくいため、タイトル通り、スッと頭に入りますね。源氏物語にプラスアルファ、紫式部があるのが良いと思います。
小学生向けな感じ。 カラーイラスト入りで読みやすいが、内容は浅い。 源氏物語を初めて知る人には、入りやすく良いかもしれない。
似たような書籍をどれだけ買ったかしら…でも、見かけるとほしくなる(^_^;) カラーで120ページ以上。 紫式部が活躍した時代の説明から、源氏物語へ。 何も知らない方でも大丈夫なよう、丁寧に説明されています。 イラストも豊富なので、分かり易くて面白い。また源氏物語を読みたくなってきました。 おすすめです。