期待しすぎてはいけない

ミステリーそのものの質は並です。叙述トリックなど盛り込まれているので二度読んでも楽しめるでしょう。ページ数もお手頃です。 さて、本書のカナメの「各章最後の写真で真相がわかる」という要素ですが、実際はこれがなくても文章を読めばおよそ予想がつくため、ほぼほぼ意味ないのが肩透かしポイントです。 どういうことかというと上記煽り文句を受けての読む前の期待値としては、文章で「aだと思わせておいて実はbでした」とさせといて写真で「ホントはcです…」みたい展開を想像すると思いますが、その実は文章で「どうやらaっぽい…?」とさせておいて写真で「aです」と補足する程度のものということです(一章の写真に関してはただの図説。謎ですらない)。 解説パートをわざわざ文章で説明すると冗長になるから写真一枚で示すという試みはなかなか面白いですが、それなら終章の解説パートがいらないのではと思います。総じてコンセプトは良いのに生かしきれてない、普通のミステリーの枠組みから出られなかったなというのが正直な感想です。 しかしながらどうも2章が本筋から外れた話であったり、諸悪の根源っぽい存在に対する見解がまるっと抜けてるので、実はまだ何かあるのでは?と思ってます。1週間ぐらい考察して楽しめそうです。2巻も楽しみですね^ ^