二転三転

自殺の名所と言われる海岸沿いの絶壁。霊が漂うのか、そこで起きた自動車事故。これを皮切りに4編の物語が展開されていく。それぞれに”ひねり”があり、全体を通しても二転三転で読みごたえがある。道尾氏ならではの巧みな構成に舌を巻いた。第4章が本書のための書きおろしであることも納得。ただ、第2章が幾分、長く、すっきりさせたい気はする。