しんみりと。

長崎在住の60歳著者が、認知症で全てを忘れていく母親との生活を つづった作品。(まんが) 父親はAL依存症で幻覚妄想で家族にいつも迷惑をかけていた。そんな苦労を乗り越えて、年を取った母の記憶は無くなっていく・・・ 「たくさんいろんなものを見てきたから、もう忘れてもいい?」と、目で語りかける母。死ぬ間際に穏やかになった夫が毎日迎えに来て、意識だけあちこちに連れ出してくれて、それを楽しんでいる母。 著者の感性がとても豊かで、母への思い、故郷長崎の表現、全てが 心に沁みてくる。 長崎でしか手に入らず、しばらくあきらめていたこの本、ようやく読むことができました。 老いていく親、自分、家族。この先を考えるのにとてもおススメの一冊です。