長編。名作のひとつ。

氏の比較的長編作をデビュー作からたどっており今回は標題の作品を読んだ。冒頭から二つの世界がパラレルに描かれていく。ハードボイルド・ワンダーランドは東京を舞台とした現実世界のようだが少し異相がずれている。世界の終りはファンタジックなアトモスフェアで作者の好きなフィンランドの森を想起させるがあまりに非現実な世界だ。 物語は当初よく分からないが,前巻の半分(10章を過ぎた頃)からサスペンス調になり面白くなってきた。後半(11章~20章)に入り二つの世界に共通項があることが暗示されていき,,,後巻へ続きます。