《あらすじ》
様々な悩み、荒んだ感情を持つ人達と、その心を反映したかのような、乱雑な部屋。
見かねた親、あるいは子が、「片付け屋十萬里」へ指導を依頼。
偽善ではない、きっぱりとした十萬里の、部屋と心の片付け指南。
《個人的感想》
4編収録されているが、もう少しそれぞれが厚くてもいいな。
心に悩みがあると、部屋も散らかっていくだろうね。
誰でも直面しうる、身近な悩み、困難と、それぞれの部屋の症状が興味深かった。
帯にある通り、読後ほんとに片付けたくなる、掃除したくなった。
親の気持ちが様々描写されていて、自分は親を悲しませていないか、これから悲しませないか、気になった。
最後の短編は、普通の人には解決が難しいと感じたが、十萬里の感じの悪さ、淡々とした雰囲気の理由も明かされていて、これには非常に共感した。
だから、この人の悩み解決は言葉ではないのだ。
深い、人間の心情をテーマにした、しかし読後は爽やかで、ストレス解消にもなりそうな小説だと思った。
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