犯罪に対する処罰、極刑である死刑がテーマの作品です。
強盗殺人で娘が殺され、その後離婚した元妻も殺されるという稀有なストーリーが描かれています。
冒頭のプロローグが、ある女性の若いころの話でいったん途切れて、メインの娘の強盗殺人事件の話になります。
元妻殺人のほうも偶然に偶然が重なって起こってしまったもので、これにつながっていく伏線であったことはかなり後半になってから明らかにされていきますので、前半部分を読んでいるうちはモヤモヤ感がありました。
死刑を考えさせる上で、この2つの事件をつなぎ合わせる構成は、果たして適切か、少々とってつけたような感じがして、違和感を感じる部分もあります。
現実にはまず起こりえないストーリー展開ですが、それぞれが見事につなげあげられた内容の作品であると思いました。
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