納棺夫日記

この本に出会ったのが10年前でした。確か文庫で読んだと思うけど、今読むと10年間の私の人生もあってか感じ方が違う。 一章の納棺夫までの日記、二章の現場で起きた納棺噺の実録、そしてそれら全てを呑み込むべく三章での宗教観、そしてその後の出来事をまとめられた後書きと、読み応えがありました。 そして、人は自分の生死を理解できることなく、呑み込むことが出来ないままに死を迎え、理解できないままに葬られ、遺族も分からないままに儀式として過ごす有様に考えさせられました。 何年かおきに読み返す本だと思いました。良い本との出会いでした。