この嘘がばれないうちに
入院していると本を読むかスマホをいじるかテレビを見るかくらいしかすることがないので本を読み終わるペースも早くなる。
この本は以前読んだ「コーヒーが冷めないうちに」の続編だ。
舞台は地下にあるレトロな喫茶店。
ここに来れば過去に戻ることができるという噂がある。
その噂を聞いては過去に戻りたい人々がやって来る。
これは噂ではなくて事実なのだが過去に戻るにはいくつかの条件がある。
1.過去にこの喫茶店を訪れた人としか会うことができない。
2.過去に戻ってどんなに努力をしても現実を変えることはできない。
3.過去に戻ることができるのは決まった一つの席だけ。ただしこの席には幽霊が座っている。その席に座れるのは幽霊がトイレに立ったときだけ。
4.過去に戻れたとしてもその責を離れると強制的に現在に戻されてしまう。
5.過去に戻る儀式としてカップにコーヒーを注ぐ。過去にいられるのはこのコーヒーが冷めるまで。冷めるまでにコーヒーを飲み干さないと自分が幽霊になってしまう
等々…
こんな条件に納得した人が過去に戻って会いたかった人に会い悲喜こもごものドラマが展開される。
時折ほろっとさせられる場面もありなかなか面白い本だ。
多分これからシリーズとして続いていくんだろうな。
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