淡麗

『春になったら苺を摘みに』のテイストで始まり、ああこの淡麗な文章は『家守綺譚』に似ている…と思っていると、最終章でしかるべきところに帰着しました。この博識と(留学中の男性陣の交流を描く)筆致が女性の手になるところ、感嘆しきり。前記2冊も文庫化されているので、作者の世界を味わうために、ぜひ併読をお薦めします。