女の一生

桃子さんは24歳の時、結婚を前にして東北から出奔。東京で周造と出会い、結婚。その一生が東北弁、いわゆるズーズー弁を大量にまぶして描かれる。方言ゆえ読みづらいかと思っていたが、意外にもスムーズに読了できたのは若竹氏の才能か。63歳の芥川賞。それ自体も話題だが、「老い」をテーマにするには自然な年代。同時受賞の「百年泥」より上、第2作が楽しみ。