城山三郎さんの全ての著作に共通しますが、丹念な取材に基づいて書かれています。
記録映画の「東京裁判」は封切りの際に見ましたし、それに先立ち小島襄氏の「東京裁判」も読みました。
そもそも、法学部出身なので、東京裁判、明治憲法及び日本国憲法についても、世の中の平均的な方以上には関心も知識も持っていたつもりでした。
しかし、その当時、広田弘毅と云う人物については、外交官出身で、外務大臣を経て総理大臣を務めたA級戦犯であり、文官として唯一、絞首刑になった人であると云う以上の格別の興味を持たずにいました。
この作品を読んだ上で小島襄氏の本を読み、記録映画を見た方が、より深く理解できたであろうと思います。
昭和の初めから太平洋戦争に向かっていった時期に掛けての日本の状況の大筋を、世界との関わりと云う視点から、短時間で把握する事ができます。
そこから、或いは、この本を取っ掛かりとして学べる事が沢山あります。
一人でも多くの人に読んで頂きたい作品です。
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