ブルーバックス健在ですね

東大の社会人研修に参加している同僚から、「副読本なんですが面白いです」と勧められました。 いや~、ブルーバックスですか。高校時代に図書館にあるのを片っ端から読みふけりましたよ。 副題に「中高生と語る[大脳生理学]の最前線」とあるとおり、脳の第一線研究者が米国留学中に、慶応のニューヨーク学院高等部の学生に4回にわたってレクチャした内容のまとめです。ですので、文体が「語りかけ」になっており、対象者も高校生ということでけっこうかみ砕いた感じ。正直、理系大学を出た人には少し物足りないかも。(上記の同僚はバリバリの文系です) しかしながら、内容は(2003年当時の)最先端のもので、「先週、Natureに出た論文なんだけど……」といった話がどんどん出てきてまして、非常に興味深いです。 ミクロで見ると生化学反応で実に良くできあがっている脳神経のメカニズムが一千億集まって脳になているわけですが、そうなると脳の各部の処理担当はわかるものの、どうやって処理をしているかがさっぱりわからんわけですな。「もやしもん」の菌の世界もそうですが、まだまだ人跡未踏の地ってのはいくらでもあるようです。