尊敬するお二人の共著です。 2010年10月初版。震災前の著作です。 このお二人は一体我が国の行く末をどのように考えているのか。 お二人の著作はそのほとんどをむさぼり読んでいますので、 内容は大体予想出来ましたが、 やはりかなり悲観的に見ています。 常々経営者視点から考えると 我が国は 「CEO(リーダー)不在」 「戦略的投資の欠如」 「放漫財務体質」 「硬直的官僚組織」 「戦略的人材教育の欠如」 「内輪もめ(足を引っ張るマスコミ)」 と考えていたところ、お二人の論も非常に似通っていて 欣喜雀躍してしまいました。 柳井氏は今まで政治に関する発言を一切してこなかったということ。 確かに全国展開する小売店経営者としては政治的発言は禁物です。 しかし、その禁を破って、是非我が国の為政者にモノを申したいという思いから、 柳井氏が師とされる大前氏との共著で書かれました。 特に民主党のブレブレの政策は手厳しく批評しています。 また我が国の先を見据えて、 世界に通用する人材を育てたいというお二人の意気には深く感銘しました。 「この国を出よ」 お二人が世に警鐘を鳴らし、先々のビジョンを示したところは 福澤諭吉先生の 「蘭学事始」 「西洋事情」 「脱亜論」 「学問のすゝめ」 「文明論之概略」 に通ずるものがあります(って言いすぎ?)。