給与1000万円→手取り525万円の現実

(1) 国民の生活など意にも介さない、財務省の財政バランス至上主義を、カルト宗教に例えて分かりやすく書かれた本です。 (2)「安倍晋三回顧録」をはじめ、公表資料の引用元がきちんと記載されています。 (3) 2022年度の国民負担率(税金と社会保障費)は、47.5%まで上昇した。 (4) 具体例を挙げると、給与額面が1000万円の場合、実質の手取りは525万円です。 その際、雇用側は約1300万円を支払っているので、「国家の徴収分」はその差額の約800万円になります。 (5) 江戸時代、年貢が「五公五民」になった農民は生活できなくなり、「一揆」を起こすか、農地や家を捨てて「逃散」した。 (6) 著者の森永卓郎氏は、本書を書き上げたものの、「財務省」をテーマにした本の出版は、出版社からことごとく断られて、出版を諦めかけていた。 【後日談】 本書の出版から3か月後の2023年9月13日、第2次岸田再改造内閣が発足した。 副総理には麻生太郎氏が留任し、財務金融大臣は麻生派である鈴木俊一氏が留任した。