由緒正しいアホ大学生

由緒正しいアホ大学生の姿がここにあった。世界の辺境を旅することが日常の著者にとって、三畳一間風呂なし台所・トイレ共用は何の問題もないことだろう。野々村荘の住人、出入りする友人達の強烈な個性は、著者の筆運びの妙と相まって、すったもんだがありありと目に浮かぶ。自分も四畳半ではあるが、同じ環境のぼろアパートに1年ほど入居していたことが思い出された。解説は引用過多で冗長な印象を受ける。