警察内部の恐るべき権力闘争
阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス。
*
警察組織における頭脳集団であるはずの幹部たちが、阪神大震災支援準備そっちのけで、権力闘争を繰り広げる無様な人間模様、幹部の妻たちの思惑、警務課長の驚くべき失踪理由と結果、人間の心の機微を描き切るその面白さにドンドン引き込まれました。
-----
■本書の基本情報
・筆者:横山秀夫(ヨコヤマ ヒデオ)
・略歴:1957年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。'91年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。'98年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞。
・出版:朝日新聞出版
・発売:2017年6月(第5刷)
・ページ数:483p
■これまでに購読した横山秀夫の著書
・「動機」 … 2005年8月(第21刷)
・「半落ち」 … 2009年7月(第20刷)
・「影の季節」 … 2010年5月(第29刷)
・「64(上・下)」 … 2015年5月
・「クライマーズ・ハイ」 … 2017年2月(第26刷)
他のユーザのコメント