「ラプラスの魔女」の後日譚かな?と思って読み始めたところ、時系列的には同時進行か、むしろそれより前の物語であることがわかりました。最も印象に残ったのは、同性愛者への偏見に悩むピアニストの物語です。「無自覚な偏見や差別意識の集積が誤った流れを生み出すこともある」という表現に端的に表されている通り、一人ひとりの言動はそれほどひどいものではなくても、集積されると非常に厄介な、誰かを傷つけるものになる可能性があるのでしょうね・・・。