タイトルに惹かれて・・・
この本を最初に知ったのは、新聞の広告欄でした。
それまで城山氏といえば、私の中では父の本棚に並んでいる作家。という感じで、正直私の本棚には馴染みのない作家の一人でした。
それが、新聞でこの本のタイトルを見た瞬間、心の琴線に触れる何かを感じ取りました。
ただ、気にはなりながらもその時は、本を読むまでは至りませんでした。
その後ドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことと思います。
先日、テレビの対談番組で伊集院静氏が、『伴侶を亡くしほどなくして、本を書けるのは考えられない。本当に一緒に過ごしていたのだろうかと思う』というような事を話していました。
ああ、まさにそうだろうなぁと思いました。
いいことも、悪いことも含め、思い出が多いほど、文字にするのは容易ではないと想像できます。
『そうか、もう君はいないのか』・・・うまいタイトルをつけたものです。
ちなみにお嬢様の井上紀子さんが書かれた『城山三郎が娘に語った戦争』も、この本の続編として読まれるのもいいかと思います。
ドラマはこの二つをベースに書かれたと、本2冊を読み分かりました。
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