所謂、海外の名作は色々な方が翻訳し、読んでいる私達は必然的にその翻訳者の言葉をそのまま著者の言葉として、その本を読んでいます。 が、『言葉』としてとらえた場合、その多くが翻訳者から来るわけで、それを思うと翻訳の仕事というのは、大変荷の重い仕事なんだなと今更ながらに実感します。 この『アンのゆりかご』は、日本で最初に『赤毛のアン』を翻訳かつ紹介した『村岡花子』さんの生涯を著者である孫娘の恵理さんが描いています。 『赤毛のアン』は、随分と長い間ファンですが、翻訳者の村岡花子さんのことは、この本を読むまではほとんど知りませんでした。 『赤毛のアン』が、いかにして世に出たのかなどが、親族ならでは知り得た事柄もあり、大変興味深く読むことができる一冊だと思います。 又、村岡花子さんの交友録には、正直驚きました! 歴史上に名を連ねる錚々たる面々(柳原白蓮、片山廣子、林芙美子、市川房枝、宇野千代などなど)が、普通に友人として登場します。 そういう面からでも、十分に楽しめる本です。 『赤毛のアン』ファンの方々以外にも、是非お勧めしたいです♪ そして、最初に読んだ『赤毛のアン』が、村岡花子さん翻訳で本当によかったと思いました。
以前から、越中おわらの『風の盆』に興味を持っていました。 その『風の盆』を題材にした小説があるのを知り、購入しました。 恋愛小説ではありますが、私の好みのものではありませんでした。 まず、主人公のえり子さんの様子をどうしても、私には思い描くことができず、最後まで中途半端な気持ちのままで終わりました。 たぶん、えり子さんのような女性が好きではないのが、一番のネックだったんだとは思いますねぇ(^^ゞ
『天声人語』の中で、この本に触れられていました。 そういえば、松本の『旧制高等学校記念館』に行ったなぁ、と懐かしくなり、本を読んでみたくなり購入しました。 大変な時代ではあったけれど、そんな時代の中で人々が生き生きと生きているのが想像できます。 今時の学生気質と根本的に何かが絶対的に違うような気がします。 人としての面白さは、圧倒的にこの時代の人々ですねぇ・・・ 『松高』時代の話が以外と少なかったので、★ー1です。
この本を最初に知ったのは、新聞の広告欄でした。 それまで城山氏といえば、私の中では父の本棚に並んでいる作家。という感じで、正直私の本棚には馴染みのない作家の一人でした。 それが、新聞でこの本のタイトルを見た瞬間、心の琴線に触れる何かを感じ取りました。 ただ、気にはなりながらもその時は、本を読むまでは至りませんでした。 その後ドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことと思います。 先日、テレビの対談番組で伊集院静氏が、『伴侶を亡くしほどなくして、本を書けるのは考えられない。本当に一緒に過ごしていたのだろうかと思う』というような事を話していました。 ああ、まさにそうだろうなぁと思いました。 いいことも、悪いことも含め、思い出が多いほど、文字にするのは容易ではないと想像できます。 『そうか、もう君はいないのか』・・・うまいタイトルをつけたものです。 ちなみにお嬢様の井上紀子さんが書かれた『城山三郎が娘に語った戦争』も、この本の続編として読まれるのもいいかと思います。 ドラマはこの二つをベースに書かれたと、本2冊を読み分かりました。
『赤毛のアン』は大好きな本で、続編も数冊持っていたのですが、本棚には『赤毛のアン』しか見つけられず、『ミス・ラヴェンダー』が出てくる章が読みたくて購入しました。アンとダイアナが道に迷い、偶然山彦荘(ミス・ラヴェンダーが住む石の家)を見つけた時、ミス・ラヴェンダーを称し『45歳のオールド・ミスよ!』(まだ17歳の彼女達なら仕方ないけれど)には、軽いショックを受けましたが(笑) 私の記憶通り『ミス・ラヴェンダー』は素敵な女性でした♪私も彼女の真似をして、『つもりごっこ』でお茶の用意をいたしましょうか(^^♪
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アンのゆりかご
所謂、海外の名作は色々な方が翻訳し、読んでいる私達は必然的にその翻訳者の言葉をそのまま著者の言葉として、その本を読んでいます。 が、『言葉』としてとらえた場合、その多くが翻訳者から来るわけで、それを思うと翻訳の仕事というのは、大変荷の重い仕事なんだなと今更ながらに実感します。 この『アンのゆりかご』は、日本で最初に『赤毛のアン』を翻訳かつ紹介した『村岡花子』さんの生涯を著者である孫娘の恵理さんが描いています。 『赤毛のアン』は、随分と長い間ファンですが、翻訳者の村岡花子さんのことは、この本を読むまではほとんど知りませんでした。 『赤毛のアン』が、いかにして世に出たのかなどが、親族ならでは知り得た事柄もあり、大変興味深く読むことができる一冊だと思います。 又、村岡花子さんの交友録には、正直驚きました! 歴史上に名を連ねる錚々たる面々(柳原白蓮、片山廣子、林芙美子、市川房枝、宇野千代などなど)が、普通に友人として登場します。 そういう面からでも、十分に楽しめる本です。 『赤毛のアン』ファンの方々以外にも、是非お勧めしたいです♪ そして、最初に読んだ『赤毛のアン』が、村岡花子さん翻訳で本当によかったと思いました。
風の盆恋歌
以前から、越中おわらの『風の盆』に興味を持っていました。 その『風の盆』を題材にした小説があるのを知り、購入しました。 恋愛小説ではありますが、私の好みのものではありませんでした。 まず、主人公のえり子さんの様子をどうしても、私には思い描くことができず、最後まで中途半端な気持ちのままで終わりました。 たぶん、えり子さんのような女性が好きではないのが、一番のネックだったんだとは思いますねぇ(^^ゞ
どくとるマンボウ青春記
『天声人語』の中で、この本に触れられていました。 そういえば、松本の『旧制高等学校記念館』に行ったなぁ、と懐かしくなり、本を読んでみたくなり購入しました。 大変な時代ではあったけれど、そんな時代の中で人々が生き生きと生きているのが想像できます。 今時の学生気質と根本的に何かが絶対的に違うような気がします。 人としての面白さは、圧倒的にこの時代の人々ですねぇ・・・ 『松高』時代の話が以外と少なかったので、★ー1です。
そうか、もう君はいないのか
この本を最初に知ったのは、新聞の広告欄でした。 それまで城山氏といえば、私の中では父の本棚に並んでいる作家。という感じで、正直私の本棚には馴染みのない作家の一人でした。 それが、新聞でこの本のタイトルを見た瞬間、心の琴線に触れる何かを感じ取りました。 ただ、気にはなりながらもその時は、本を読むまでは至りませんでした。 その後ドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことと思います。 先日、テレビの対談番組で伊集院静氏が、『伴侶を亡くしほどなくして、本を書けるのは考えられない。本当に一緒に過ごしていたのだろうかと思う』というような事を話していました。 ああ、まさにそうだろうなぁと思いました。 いいことも、悪いことも含め、思い出が多いほど、文字にするのは容易ではないと想像できます。 『そうか、もう君はいないのか』・・・うまいタイトルをつけたものです。 ちなみにお嬢様の井上紀子さんが書かれた『城山三郎が娘に語った戦争』も、この本の続編として読まれるのもいいかと思います。 ドラマはこの二つをベースに書かれたと、本2冊を読み分かりました。
アンの青春
『赤毛のアン』は大好きな本で、続編も数冊持っていたのですが、本棚には『赤毛のアン』しか見つけられず、『ミス・ラヴェンダー』が出てくる章が読みたくて購入しました。アンとダイアナが道に迷い、偶然山彦荘(ミス・ラヴェンダーが住む石の家)を見つけた時、ミス・ラヴェンダーを称し『45歳のオールド・ミスよ!』(まだ17歳の彼女達なら仕方ないけれど)には、軽いショックを受けましたが(笑) 私の記憶通り『ミス・ラヴェンダー』は素敵な女性でした♪私も彼女の真似をして、『つもりごっこ』でお茶の用意をいたしましょうか(^^♪